ニュージーランドドル週報(2020年1月第3週)

NZ/円、短期は“NZ強気”。中期は“弱気”変わらず。

ニュージーランドドル週報(2020年1月第3週)

NZ/円、短期は“NZ強気”。中期は“弱気”変わらず。

米中貿易協議第一段階の正式調印や中東情勢の緩和を受けて急反発に転じ、73円台を回復したNZ/円相場は1/17現在も高値圏で推移しています。主要国が自国の景気下支えのため金融緩和的な政策下にあり、余剰マネーが好調な株式市場に流入する動きが続いており、“リスクオン”の動きが強まる中で、円は独歩安の流れにあります。しかし、チャートから見れば中期トレンドがまだ弱く、NZ/円相場が一段高となるためには新たな材料が必要とみられます。

チャートを見ると、日足は10/2に付けた66.94を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、1/8の71.25までの急落時でもこのサポートラインを下抜けずに反転、上昇の流れに戻しています。短期トレンドは強い状態を維持していますが、一方で、12/27に付けた73.53を直近高値とする陰線を上抜けきれていないことから、上値トライに失敗する可能性にも注意が必要です。日足の上値抵抗は73.10-20、73.50-60に、下値抵抗は、72.40-50、72.00-10にあります。72円割れの越週か、71.50割れで終えた場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。21日移動平均線は72.63に位置しており、これを上抜けて、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。また、120日、200日移動平均線も69.64と70.76にあり、短期トレンドをサポート中です。

一方直近の週足は、下値トライに失敗して陽線で切り返しましたが、前週の陰線の値幅を切り返しておらず、下値リスクを残しています。この週足の上値抵抗は73.50-60にあります。一方下値は、72.00-10に週足の下値抵抗があり、短期トレンドをサポート中ですが、71.60割れで越週した場合は短期トレンドが変化します。週足の上値抵抗は前述の73.50-60と、74.00-10に、下値抵抗は72.00-10、71.60-70にあります。31週移動平均線は70.18にあり、中期的な下値抵抗として働いています。また、62週線は72.42にあり、直近の週足がこれを若干上抜けて終えており、短期サポートとして働いていますが、“ダマシ”となる可能性があります。

NZ/円、短期は“NZ強気”。中期は“弱気”変わらず。

NZドル/円【週足】:(1/16現在31週移動平均線は70.18にあり短期トレンドをサポート中。62週線は72.42にあり、新たな上昇トレンド入りの可能性が点灯中だが“ダマシ”の可能性も。)

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