ランド円ショートコメント(2020年1月6日)

米国によるイラン司令官殺害のニュースによるリスクオフの動きからランド円も逃れることはできませんでした。

ランド円ショートコメント(2020年1月6日)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、テクニカルな要因だけを材料に「7.50レベルをサポートに7.80レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が7.52レベル、高値が7.83レベルとほぼ予想通りの値幅で推移した年末年始となりました。

年初までは15日に署名が予定されている米中通商協議の合意が、中国を最大の貿易相手国とする南アフリカにも好材料となってランド円は順調に上昇していました。しかし、12月30日の7.83レベルを高値に年明けには米国によるイラン司令官殺害のニュースによるリスクオフの動きからランド円も逃れることはできませんでした。

またランド円にとって良くなかったのはこれまで、格付け問題、停電問題、国内の景気など悪材料が多い中でもランド円は買い戻しが強かったのですが、米中通商問題が一区切りし好材料が無くなってきた中でのリスクオフの円高が、ランド円のテクニカルに明らかに変調を来しはじめたことです。ランド円も週足から見ていきます。

ランド円ショートコメント

ランド円は長期レジスタンスライン(ピンク)を上抜け、現状は長期的には青のラインで示した上昇チャンネルの中にいます。しかし短期的には次の4時間足チャートで示すようにサポートを下抜けてきていることから、青の上昇チャンネルの下限となる7.40レベル、更には抜けたレジスタンスがある7.30レベルといった水準への下押しが懸念されることです。

いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント 2枚目の画像

3週間ほど続いていた上昇ウェッジを明確に下抜けていることがわかりますし、7.40は思いのほか近く、サポートラインの起点が7.30と週足チャートで示したポイントがそれほど離れていない点は気になります。テクニカルにランド安トレンドを継続しやすいと考える方が妥当でしょうから、今週は7.40レベルをサポートに、7.65レベルをレジスタンスとする動きを見ておきます。

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