ユーロドル 中国悲観報道、トランプ・パウエル会談で上昇後は「雲」の上での取引
19日の東京市場でユーロドルは1.10台後半で方向感のない取引。
昨晩はCNBCが報じた中国が米中交渉に悲観的になっているとの報道やパウエルFRB議長と会談したトランプ大統領の「マイナス金利やドル高について議論した」との発言に1.1090まで上伸する局面もありました。しかし、それ以上の上げ材料もなく、東京時間は1.1063-82レンジでの小動きとなりました。
ただ、テクニカルには昨晩の上昇でユーロドルは結局一度も一目均衡表の「雲」を下抜けることなく再浮上。一方で本日1.1082レベルの21日移動平均線にしっかり頭を抑えられた形となりました。現状の水準は90日移動平均線(1.1076)に近く、1.1065の「雲」の上限を維持できるのか、21日線、90日線を抜けて上昇していくのかは、ユーロに能動的な材料が少ない中で今晩の注目ポイントです。
序盤の欧州株価指数先物は米株式の堅調と、本日香港のハンセン指数がプラス圏で終了していることでおおむね上昇して始まっています。
今晩この後は22:30に米10月の住宅着工件数と建設許可件数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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