オーストラリア 10月失業率結果(19/11/14)

10月の豪州失業率は、エコノミスト予想を下回る結果になりました。

オーストラリア 10月失業率結果(19/11/14)

オーストラリア 10月失業率結果

10月の豪州失業率は、エコノミスト予想を下回る結果になりました。発表後は豪ドル売りとなっています。

まずヘッドラインを見ると

オーストラリア 10月失業率結果

さて就業者数からみていくと、

オーストラリア 10月失業率結果 2枚目の画像

10月の就業者数は前月より19,000人減で、予想(1.5万人増)を下回りました。9月は前回1.47万人⇒1.24万人に下方修正されており、この分を加味すると今回は実質▼2.13万人となり更に悪化しています。
内容的にも、フルタイムが▼10,300人減、パートタイムも▼8,700人減で、全て減っています。

また失業者の分析は

オーストラリア 10月失業率結果 3枚目の画像

10月の失業者は17,100人増加しました。9月は当初失業者数が8,100人減⇒9,800人減になりましたので、実質の失業者は15,400人増となっています。悪化はしましたが、然程大きいものではありませんでした。内訳はフルタイム希望が13,000人増(9月は6,300人減)となりました。パートタイムも4,100人増加しました。
また、失業率は10月5.3%となり、前月比0.1%悪化しました。労働参加率は前月から0.1%悪化し66.0%に下がりました。
月間全労働時間は280万時間減少(9月は410万時間増加)し、17億8390万時間となりました。個人消費にはマイナス要因となっています。

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赤い線(中銀の失業率予想値5.25%)をやや上回りましたが、中銀予想範囲内といえます。

豪ドル米ドル相場は、失業率発表前に0.6835〜40米ドル付近で推移していましたが、
予想を下回る失業率の内容に0.6802米ドルまで35ピップス程度売られています。
10月初旬の底値からのサポートは現在切れかけており、目先は豪ドルの下値リスクが高くなっています。横サポートの0.6800米ドルがあるので、ここを下回った場合に、0.6760、0.6720〜30米ドルのサポートが視野に入ります。
この豪ドルが弱い状況を変えるには0.6880米ドルを越える終値が必要になります。この手前の0.6840、0.6870米ドルが抵抗線になっています。
(1豪ドル=0.6806米ドル、2019年11月14日10時20分現在)

オーダー/ポジション状況

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