円安進行にはクギ(週報2016年5月第四週)

4月FOMC議事録

円安進行にはクギ(週報2016年5月第四週)

ドル円:5月16日からの先週

16日は、前週末の引けの108.64で始まり、先ずやや下押しして16日の安値の108.45をつけました。その後、終日じりじりと上昇を続け、NY 時間に、16日高値の109.09をつけました。その後はそのまま横ばいで109.02で引けました。

17日は、前日引けの109.01で始まり、まず109.11へ上戻し、そして108.89へ下押し、その後ドル買いになり、17日高値の109.65まで上戻し、一転ドル売りになり17日安値の108.83まで下押ししました。その後はやや上戻して109.14で引けました。

18日は、前日引けの109.13で始まり、16日と同じ展開で、先ずやや下押しして18日の安値の108.71をつけました。その後、終日じりじりと上昇を続け、NY 時間に、18日高値の110.26をつけました。その後はそのまま横ばいで110.19
で引けました。4月分FOMC議事録で、ほとんどのメンバーが条件付きながら6月利上げに前向きと伝わりドル買いでした。

19日は、前日引けの110.18で始まり、東京時間はまずじりじりと109.93まで下降、その後19日高値の110.38まで上戻して、一転ドル売りになり19日安値の109.69へ下押ししました。その後はやや上戻して109.95で引けました。

20日は、前日引けの109.95で始まり、16日、18日と同じ展開で、先ずやや下押しして20日の安値の109.84をつけました。その後、終日じりじりと上昇を続け、NY 時間に、20日高値の110.58をつけました。その後はそのまま横ばいで110.13
で引けました。

ドル円:5月23日からの今週

ポイント:足元の方向性は、株価と米債券利回り次第でしょう。

CME通貨先物ポジション状況 5月17日時点
  (5月17日)  (5月10日)  (5月3日)
円   58919      59047    61521
ユーロ ▲22587  ▲21872   ▲23619

シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで5月17 日付けのネットの円の買い持ち高は前週から小幅減少しましたが、依然過去最高水準付近で推移しました。因みに、直近ネット円い持ち最高水準は、08年3/25 +65,920、04年2/6 +64499、過去最高ネット円売り持ち高は、07年6/26 -188,077

日、米、欧が各々の地域で、経済指標が良い状況ではない中で
今月末の26〜27日の伊勢志摩サミットが開かれます。
議長国日本の安倍首相は、何かの実績を残したいはずで、その意味での財政政策、財政出動に期待します。

テクニカルで見てみたいと思います。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
5月16日の 108.45 〜 109.09
5月17日の 108.83 〜 109.65
5月18日の 108.71 〜 110.26
5月19日の 109.69 〜 110.38
5月20日の 109.84 〜 110.58

テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 114.34で 下降
先行スパン1が 11058で 下降
実勢値     110.13 20日引け
転換線が    108.73で 上昇
基準線が    108.72で 横ばい
遅行スパン  102.00で 上昇

テクニカル的には、足元で年初から続いているダウントレンドが
一旦、底打ちをするのか、とても大切な局面に差し掛かっていると想定されます。

年初から、実勢値が上値を試した際に、常に先行スパン1と2が抵抗線となり
上値を抑えてきました。
先週は、18日から3日観その水準を上値攻めをしていますが
市場が同レベルを維持すれば、先行スパンが下降してくるので
自然と交差してきます。
転換線も強い支持線となっています。

予想レンジは、109.50~111.00 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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