A$シカゴポジション(2019年10月1日現在)

合計ポジションが14万6000枚ですので、今年6月の15万1000枚に次ぐポジション枚数の多さです。

A$シカゴポジション(2019年10月1日現在)

シカゴポジション(CME)199

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)199

主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年10月1日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

シカゴの豪ドルのポジションはネットショート5,200枚増の52,300枚となり、2週間で12,300枚もネットショートを積み増しています。目安である5万枚越えになっています。更に積み増せば次は6万枚台です。内訳はロングが僅か600枚増、ショートは5,800枚増で、総枚数は6,400枚増、前週と合わせると36,900枚増となりました。合計ポジションが14万6000枚ですので、今年6月の15万1000枚に次ぐポジション枚数の多さです。前回時点では翌週に2万4000枚減らしています。先週のシカゴ締日以降(10月2日以降)に豪ドルが戻っているので、ポジション調整していると思われます。しかも10月1日は中銀金融政策で利下げ実施しましたので、当面の材料出尽くし相場になった模様です。

チャートを見ると、黒の豪ドル安トレンドラインの下限にシカゴ締日の終値ベースが綺麗に止まり、現在は少し反転しています。実際の相場は、今週0.6668〜0.6968米ドルの豪ドル安トレンドライン内で推移しています。10月1日の底値が0.6672米ドルで、丁度下限に止まりました。1週間で10ピップス程度下がります。この底値は8月6日、23日、9月3日と過去3回止められ、先週で4回目になりました。この4回のサポートレベルが0.6672〜88米ドルですので、0.6650米ドル以下で終わると下抜け確定になり、新たな豪ドル安の底値模索になります。但し、4回も止められると下値トライ失敗の可能性も高くなるので、今週以降に豪ドルの戻り高での抵抗線の強さを試す流れになりそうです。その場合は最初の抵抗線は0.6770〜80、0.6810〜20にあり、後者を越えて終わると目先は豪ドルの下値リスクが減じられ、戻り高値の確認相場に入れます。明日のシカゴ締日のポジション総枚数が気にかかるところです。
(1豪ドル=0.6748米ドル、10月7日14:10)

シカゴポジション(CME)199 2枚目の画像

シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート

直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

オーダー/ポジション状況

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