オーストラリアドル週報(2019年9月第3週)

豪ドル/円、短期は強気を維持。72.50割れで下値リスクが点灯。中期は“弱気”。

オーストラリアドル週報(2019年9月第3週)

豪ドル/円、短期は強気を維持。72.50割れで下値リスクが点灯。中期は“弱気”。

9/19に発表された8月のオーストラリアの雇用統計は、失業率が予想の5.2%より悪化して5.3%、雇用者数の伸びは+34.7千人となり、事前予想の+15千人を上回りましたが、フルタイムの労働者が▼15.5千人であり、パートタイマーの増加が大きかったことが起因しており、内容的には良いものと言えませんでした。為替市場は失業率が4ヶ月連続5.2%から悪化したことや、昨日行われたFOMC後の、パウエルFRB議長の記者会見の内容から、年内の利下げ観測がやや後退したと判断、長短金利も上昇してドル全面高の展開となったことから、豪ドルは対ドル、対円で下落傾向を強めています。

チャートを見ると、日足は9/3に付けた71.10を直近安値として上値トライの動きが強まりましたが、74.40-50の抵抗を上抜けられずに反落しています。短期トレンドの変化は認められませんが、72.40-60ゾーンにある強い抵抗を下抜けて終えた場合は下値リスクがやや高くなります。
また、72円割れで終えた場合は、再び“豪ドル弱気”の流れに戻して71.00以下の下値抵抗の強さを確認する動きが強まり易くなります。日足の上値抵抗は73.90-00、74.40-50に、下値抵抗は73.00-10、72.40-60、72.00-10にあります。21日移動平均線は72.72に位置しており、短期トレンドは“豪ドル強気”の流れを守っていますが120日、200日線は75.34と76.67に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れを変えていません。

一方、週足は3週連続陽線引けとなり、直近の陽線が4月に付けた80.72を起点として上値を切り下げて来た流れから若干上抜けた位置で越週しており、もう一段上値余地が拡がる可能性が点灯しました。しかし、19日現在73円台前半まで下落しており、上抜けが“ダマシ”であった可能性が生じています。週足の上値抵抗は74.30-40、75.00-10に、下値抵抗は、73.20-30、72.00-10にあります。31週、62週移動平均線は75.98と78.17に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。

豪ドル/円、短期は強気を維持。72.50割れで下値リスクが点灯。中期は“弱気”。

豪ドル/円【週足】:9/18現在31週移動平均線は75.98に、62週線は78.17にあり、これらを下抜けて、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに入っている)

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