オーストラリアドル週報(2019年9月第2週)

豪ドル/円、短期は“豪ドル強気”一段の上昇か。中期は“弱気”変わらず。

オーストラリアドル週報(2019年9月第2週)

豪ドル/円、短期は“豪ドル強気”一段の上昇か。中期は“弱気”変わらず。

今週は、オーストラリアの注目される経済指標は発表がない中、10月の米中貿易協議再開を前に、関税賦課に関して米中が歩み寄りの姿勢を示していること、イギリスの合意無き離脱の回避の可能性が浮上したことなどを好感して、リスクオンの動きが継続しています。円全面安の中で豪ドルは対米ドル、対円で堅調に推移しています。

チャートを見ると、日足は9/12現在7日連続の陽線引けとなり、短期トレンドは70円台の長期的な下値抵抗に跳ね返されて反転、上昇の流れに入っています。74.20-30に日足の上値抵抗がありますが、これを上抜けて終えるか、週足が74円台を維持して越週すれば来週以降一段の上昇に繋がり易くなります。但し、70円乗せからの上昇過程で72〜73円台にあった強い上値抵抗をすり抜けており、このレベルを固めた感がなく、足元の弱さを残していることから、74円超えの上値トライにも限りがあり、上下動を繰り返す可能性も高いと見られます。日足の上値抵抗は74.20-30、75.00-10に、下値抵抗は73.50-60、73.00-10にあります。21日移動平均線は72.18にあり、短期トレンドは“豪ドル強気”の流れにありますが、120日、200日線は75.53と76.86に位置しており中期トレンドはまだ弱い状態から抜け出していません。

一方週足は2週連続の陽線引けとなり、下値を切り上げる流れに入っています。今週も上値トライの動きが先行していますが、74.00-10に週足の抵抗があり、これをしっかり上抜けて越週するかどうか微妙なところです。74円超えで越週した場合はもう一段上値余地が拡がり易くなりますが、この場合でも2018年12月に付けた83.90を起点として上値を切り下げる流れから上抜けておらず、中期トレンドが弱いことから76〜78円ゾーンでの揉み合いとなる可能性も高いと見られます。週足ベースで見た強い上値抵抗は74.00-10、75.10-20、76.00-10に、下値抵抗は73.50-60、72.20-30にあります。31週、62週移動平均線は76.12と78.31にあり、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れを変えていません。

豪ドル/円、短期は“豪ドル強気”一段の上昇か。中期は“弱気”変わらず。

豪ドル/円【週足】:9/11現在31週移動平均線は76.12に、62週線は78.31にあり、これらを下抜けて、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに入っている)

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