トルコリラ円ショートコメント(2019年8月19日)

安値が18.66レベル、高値が19.22レベルと、ほぼ想定通りの下降トレンドになりました。

トルコリラ円ショートコメント(2019年8月19日)

トルコリラ円ショートコメント

先週の振り返りですが、一段のトルコリラ安を考え「18.60レベルをサポートに、19.20レベルをレジスタンスとする週」を考えました。実際のレンジは安値が18.66レベル、高値が19.22レベルと、ほぼ想定通りの下降トレンドになりました。

トルコは米国によるS400容認以来、シリアとの国境安産地帯を共同で設置する等、緊張や関係悪化という状況からは離れてきた感じはあります。しかし一方で、トルコ国内の景気悪化懸念は常にありますし、エルドアン大統領もどこで何に介入してくるかわからないような状況でトルコリラを安心して買えるような状況ではありません。

そうした中で、アルゼンチンのトリプル安やランドの新安値を視野に入れた動きなどはトルコリラにとっても間接的な悪材料となります。一方で、これは変わらない傾向なのですが、じり安の動きでは本邦個人投資家は逆張りで買い増しをするため、トルコリラ円のポジションは高水準のまま、若干買いポジションが増えている状況です。


今週はトルコの材料よりも米国でのジャクソンホールに目が向きそうですが、それでも現在のトルコリラ安の動きには変化を与えるようなものとはならないと見ています。

トルコリラ円ショートコメント

いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。
先週に引いた下降チャンネル(ピンク)の中での推移を続けていますし、それまでのサポート(青)もレジスタンスとしてよく効いています。基本はこの下降チャンネルの中での推移を今週も継続すると考えて良いでしょう。

今週も上がったところでは売りが出る流れを考え、18.50レベルをサポートに、19.20レベルをレジスタンスとする週を見ておくことにします。

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