連休明け東京はドル円、株しっかり(2016年5月9日)

日銀追加金融緩和、米雇用統計ともに空振りとなった長期連休明けの東京市場ではドル円は107円台前半中心の動き、

連休明け東京はドル円、株しっかり(2016年5月9日)

連休明け東京はドル円、株しっかり

日銀追加金融緩和、米雇用統計ともに空振りとなった長期連休明けの東京市場ではドル円は107円台前半中心の動き、日経平均株価も1万6千円台前半で底堅く推移しました。日経平均株価は4月22日以来実に7営業日ぶりに反発、前営業日比109円高の16,216円で終了しました。

連休明けとはいえ途中2営業日開いていたこともあり日銀の「ゼロ回答ショック」はほぼ消化済み、週末海外時間の雇用統計についてもすでに米市場終盤には利上げ先送り観測の強まりから株価が反転していたことを受け、いずれもスパイラル的な下方への動きとはなりませんでした。ただし、日経平均もドル円も反転局面といえる程の力強さは今のところ感じられません。あくまで行き過ぎたポジションの巻き戻しいったところでしょうか。

午前中には参議院決算委員会で麻生財務相が為替の急激な変動には「介入する用意がある」こと、また、米国の為替報告における監視リスト入りについても「今、制約を受けるわけではない」などと発言しましたが直接の為替市場への影響は見られませんでした。
先週の安倍総理の各国を訪問しての財政出動への根回しもあり、市場の関心はG7に向けての日本の財政出動への期待に向かっているようです。

ビッグイベントをクリアし各市場が落ち着きを取り戻しつつあることもあり、リスクオフの後退からドル円は108円をうかがう動きとなっていますが、それ以上の水準に上昇するにはやや材料不足です。

海外時間に入ってドル円は107円台後半での取引、今晩海外市場で大きな指標の発表は予定されていません。序盤の欧州株価先物は概ね堅調に推移。
尚、本日ギリシャ支援策をめぐって臨時の欧州財務相会合が開かれるのを前に、今朝方ギリシャ議会は支援に必要とされる年金給付の削減や所得税増税などを盛り込んだ財政構造改革法案を可決しています。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る