ニュージーランドドル週報(2019年6月第2週)

上値の重い展開続く。短・中期ともに“ NZ弱気”

ニュージーランドドル週報(2019年6月第2週)

上値の重い展開続く。短・中期ともに“ NZ弱気”

NZ経済は低インフレ下で足元の経済成長はスローダウン気味となっていますが、中銀は既に5月に予防的な措置として利下げを実施しており、世界経済の動向をにらみながら必要とあれば再利下げを実施する構えです。NZドルは対ドルで0.65台、対円で71円台を中心とする安値圏で、上値の重い展開が継続中です。

チャートを見ると、日足は4/15に付けた75.96を起点として上値を切り下げて来た短期的なトレンドラインからは若干上抜けて来ましたが、トレンドがまだ弱く日足の形状は改善していません。短期トレンドは“NZ弱気”の流れにあり、72.50超えで越週するか、日足が73円台を回復しない限りトレンドに変化が生じません。日足の上値抵抗は71.90-00、72.40-50に、下値抵抗は71.00-10、70.60-70にあります。21日、120日、200日移動平均線は71.59、74.23、74.65に位置しており、これらの下に入り込んでおり、短・中期トレンドは“NZ弱気”の流れにあります。

一方直近の週足は、前週の陰線の値幅を切り返して実体のしっかりとした陽線で引けています。また、70円台の中・長期的な下値抵抗も守って越週していますが、今週は72円台の上値抵抗を攻めきれずに再び反落しており、短期トレンドの変化は認められません。一方で70〜71円ゾーンには中・長期的な下値抵抗が散在しており、これを守り切って反転への足掛かりとなる可能性を残しています。この1〜2週間の値動きには特に注意が必要でしょう。短期トレンドは72.50超えで越週しない限り変化しません。今週の週足の上値抵抗は72.00-10、73.10-20に、下値抵抗は70.70-80、70.00-10にあります。31週、62週移動平均線は74.70と74.99で収束しており、これらを大きく下抜けて中期トレンドは“NZ弱気”の流れにあります。

上値の重い展開続く。短・中期ともに“ NZ弱気”

NZドル/円【週足】:(6/12現在31週移動平均線は74.70に、62週線は74.99にあり、収束中のこれらを大きく下抜けて中期トレンドは新たな“NZ弱気”の流れに入っている)

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