N$シカゴポジション(2019年4月8日現在)

ロングを1,700枚減、ショートを1,500枚減で、増枚数を3,200枚減らしています。非常にリスク管理ができているポジションです。

N$シカゴポジション(2019年4月8日現在)

シカゴポジション(CME)173

シカゴポジション(CME)173

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴのNZドルポジションは、全く動意無しの展開です。ネットショートを僅か200枚増やしただけで、残高でも400枚です。しかもロングを1,700枚減、ショートを1,500枚減で、増枚数を3,200枚減らしています。非常にリスク管理ができているポジションです。
しかしながら、チャートを見ると先週は赤い3角保合いの下限を下抜いて終わっています。これだけ見るとNZドル安方向に向かう流れになります。2週間前のNZ中銀の金融政策で次の動きは利下げの可能性を示唆した様なNZドル安になっています。中銀の目論見通りの相場展開です。

そのNZドル米ドル相場は、先週まで維持していた0.6770〜0.6950米ドルのアセンディングトライアングルを下抜きました。目先は0.6710のサポートに止められていますが、流れは0.6650サポート方向になっています。上値は0.6790、0.6820に抵抗線ありますが、少なくとも後者を越えて終わらないとNZドルの弱い状態は変りません。
尚、先週火曜日(シカゴ締日)以降にNZドルが売られているので、シカゴのポジションはショートになっているかもしれません。テクニカルで見る限り、オセアニア通貨は対ドルで弱い状態になっています。
(1NZドル=0.6730米ドル、4月8日14時45分現在)

シカゴポジション(CME)173 2枚目の画像

シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート

直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る