トルコリラ円ショートコメント(2019/2/25)

実際のレンジは安値が20.68レベル、高値が20.99レベルと予想よりやや低い水準かつ狭い値幅での取引となりました。

トルコリラ円ショートコメント(2019/2/25)

トルコリラ円ショートコメント

先週の振り返りですが、もみあい継続、20.75レベルをサポートに、21.15レベルをレジスタンスとする一週間」を考えました。実際のレンジは安値が20.68レベル、高値が20.99レベルと予想よりやや低い水準かつ狭い値幅での取引となりました。

先週のトルコリラは、細かなニュースも出ていましたが、相場に影響を与えた最大のニュースとしてはトルコ中銀による預金準備率の引き下げ発表です。トルコ中銀は16日、期間に応じて預金準備率を0.5〜1.0%引き下げる声明を出し、また流動性供給に預金準備を使う可能性を示唆しました。併せて同中銀は準備率引き下げは金融政策の変更を示さないとしています。

しかし、客観的に判断して準備率引き下げは中銀にとっては緩和策のひとつであり、これまで引き締めによるトルコリラ高の演出にも活躍したトルコ中銀としては、やや違和感がある声明です。今後の金融緩和思惑も出てきそうですから、まずは今週の数字などよりも来週6日のトルコ中銀の金融政策決定会合が最大の注目材料となってきました。

なお、今回の声明でトルコリラ相場は大きく反応はしていないものの、上値の重たい展開となってきていて、テクニカルには2月高値から高値を切り下げる下降チャンネル内での動きへと変化してきたと見ています。

いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

2週間前までは高値を切り下げ、安値を切り上げる収束パターンでしたが、先週の下げで前週安値を下回ったことで収束パターンから下降トレンド入りへと変化してきていることがわかるチャートです。

今週は下降チャンネル内での動きを考え、20.50レベルをサポートに、20.95レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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