オーストラリアの12月貿易収支結果
(今回発表)2月5日公表分(出所:豪州統計局)
12月の豪州貿易収支が発表されました。結果はエコノミストの平均予想を大きく上回る+36.81億豪ドルになりました。また、10月は当初の+20.13億豪ドル⇒+22.85億豪ドル、11月は+19.25億豪ドル⇒+22.56億豪ドル、と各月小幅上方修正がされています。この分を勘案すると12月は実質合計+42.84億豪ドルの黒字となり、エコノミスト予想レンジ上限になりました。昨日の予想段階で、過去の12月分は大きく上下にぶれたので、結果は過去のパターン通りになりました。下図を見るとやはり突出しています。
四半期平均では第2四半期が+12.05億豪ドル、第3四半期が+20.83億豪ドル、第4四半期は+27.41億豪ドルとなり、3Q比31%増となりました。GDPにはプラス要因です。今日の小売売上高微増も含めて第4四半期GDPは3Qの2.8%よりは良いかもしれません。
内容の詳細を下記に記載します。
11月と比べて12月は、輸出入共に落ち込んだ上での黒字拡大です。特に輸入の大幅減少は時間経過により、年初の豪州経済にはあまり芳しくない数値となりました。
個別内容として、10月に比べて11月に大きく変化した項目は、
輸出(前月比▼6.3億豪ドル)が、
農産品関連+3.53億豪ドル
金 ▼10.34億豪ドル
となっています。
一方、輸入(▼20.6億豪ドル)は
消費財▼6.53億豪ドル、
資本財▼10.7億豪ドル、
中間財▼7.17億豪ドル、
サービス関連+2.22億豪ドル
となっています。
内需や再輸出に係る項目の大幅マイナスが気にかかります。
上図は2018年12月までのグラフです。
緑は収支ゼロ、青は黒字25億豪ドルに引いてあります。
2018年は11月まで概ね0億〜25億豪ドル内で推移していましたが、12月は一段高の黒字拡大です。
(2月5日15:30、1豪ドル=0.7260米ドル)
オーダー/ポジション状況
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