ニュージーランドドル週報(2019年1月第2週)

年初のリスク回避的な動きにより、急落したNZドルは、パウエルFRB議長が「政策スタンスを大幅に変更する用意がある」と金融政策について柔軟な姿勢を示したことが好感され

ニュージーランドドル週報(2019年1月第2週)

NZ/円、短・中期トレンドともにNZ弱気の流れ変わらず。

年初のリスク回避的な動きにより、急落したNZドルは、パウエルFRB議長が「政策スタンスを大幅に変更する用意がある」と金融政策について柔軟な姿勢を示したことが好感されて株式市市場が大幅反発に転じたことから、為替市場でもリスク回避的な動きも収まりを見せ、NZドルは反発に転じています。

チャートを見ると、日足は陽線を繋げて下値を急角度で切り上げていますが、12/4に付けた78.86を起点として上値を切り下げる流れからは上抜けていません。この日足の上値抵抗は74.10-20にあります。一方で70円台には中・長期的な下値抵抗ポイントが厚く、簡単には下抜けないポイントでもあります。目先天井が近い可能性に注意が必要ですが、下値も70円割れで越週しない限り、何度か跳ね返される可能性が高いと見られます。日足の上値抵抗は74.00-10、74.90-00に、下値抵抗は72.40-50、71.00-10にあります。21日、120日、200日移動平均線は74.94、74.88、75.56にあり、75円台を回復して引けるまでは下値リスクに警戒が必要です。

一方直近の週足を見ると、実体が小さく下ヒゲの非常に長い陰線引けとなり、下値トライに失敗した形で終えています。今週は上値トライの動きが先行していますが、ここまでの反発にかなりのエネルギーを費やしていることや、上値を切り下げる流れに変化が認められないこと、中期トレンドが弱いことから、74円超えから厚くなる上値抵抗にぶつかるか、或いはここまで届かずに反落するリスクも高いと見られます。一方で70〜71円ゾーンには中・長期的な下値抵抗ポイントがあり、これには再び跳ね返される可能性があります。但し、中期トレンドが弱い状態にあることから、70円割れで越週した場合は65〜67円方向への新たな下落トレンド入りの可能性が生じます。週足の上値抵抗は74.00-10、74.50-60に、下値抵抗は、72.10-20、70.90-00にあります。31週、62週移動平均線は74.95と76.45に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れに変化が認められません。

NZ/円、短・中期トレンドともにNZ弱気の流れ変わらず。

NZ/円【週足】:(1/9現在31週移動平均線は74.95に、62週線は76.45にあり中期トレンドはNZ弱気の流れにある。)

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る