ユーロドル1.14台で方向感出ず
9日の東京市場でユーロドルは材料難の中方向感なく推移。朝方は1.14台前半で取引されていましたが、夕刻にかけじりじりと上昇、欧州序盤に1.1479の高値をつけました。しかし、昨日の高値1.1485には達せずに反落、結局最近のレンジ内での取引に終始しました。
注目された米中次官級貿易交渉は終了が報告されましたが、声明文の文言のすりあわせを続けているとされ、今のところ具体的な成果の発表はありません。ただ、協議進展への期待から本日のアジア市場でも主要株価指数はほぼ全面高となっており、今晩中にも発表されると思われる声明文の内容に前向きな進展が見られることを市場は期待しています。
また明日未明4:00には12月の米FOMC議事要旨が公表され、昨年12月後半の世界的な株安のスパイラルの引き金となった会合だけに、米景気の先行きと今後の金融政策についてどのような議論がされたのか注目されます。
ユーロドルは1.12-1.15レンジ内での取引が続きますが、ここ3営業日は90日移動平均線に絡みレンジ上限付近での動きとなっています。
テクニカルには本日1.1507にある一目均衡表の雲の上限を明確に上抜けるようなことがあれば、レンジ変更を考慮する必要が出てきそうですが、来週15日の英国のEU離脱協定案の下院採決までは、ユーロ要因ではポジションを傾けにくい状況と考えられ、今日のところはレンジ内での動きが継続する公算が高そうです。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高の様相。今晩この後は19:00にユーロ圏11月失業率
22:20アトランタ連銀総裁講演、23:00シカゴ連銀総裁講演、24:00 カナダ中銀政策金利発表、24:30 英中銀総裁講演および米週間原油在庫統計、そして28:00にFOMC(12月19日)議事要旨公表と比較的盛りだくさんです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
南アランド週報:『米利下げ観測後退と中東情勢緊迫化の二重苦で約3週間ぶり安値圏へ下落』(4/20朝)
今週の南アフリカランド円相場(ZARJPY)は、週初8.12円で寄り付いた後、早々に週間高値8.18円まで上昇しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
トルコリラ週報:『来週はトルコ中銀会合に注目。連続利上げなら一段高の可能性も』(4/20朝)
トルコリラの対円相場(TRYJPY)は3/13に記録した史上最安値4.52円をボトムに切り返すと、ここ数週間は4.70円台を中心とした底堅い動きが続いています。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
来週の為替相場見通し:『日米金利差に着目したドル買い・円売りが続く見通し』(4/20朝)
ドル円(USDJPY)は一時154.79(1990年6月以来、約34年ぶり高値圏)まで上昇するなど力強い動きが続いています。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:編集人K
2019.01.10
ユーロドル 高値更新後は反落 (1/10夕)
10日の東京時間にユーロドルは高値圏で横ばい推移。。昨晩中期レンジの上限であった1.15を上抜けた後、本日東京時間も高値を更新し
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:編集人K
2019.01.08
ユーロドル反落、昨晩海外時間の上昇分を失う(1/8夕)
8日の東京市場でユーロドルは反落、朝方高値1.1485をつけた後は値を下げて、1.1432まで下落東京時間18:00現在はやや戻して1.1450レベルでの取引です。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。