ユーロドル再びレンジ上限に接近
28日の東京市場でユーロドルはじり高推移。昼前には1.1450に達し、一時1.1467の高値をつけた後東京時間17:30現在は1.1455レベルでの取引です。
昨日の海外市場では米中貿易交渉難航懸念や、経済指標の悪化から米株式市場で売りが先行、米長期金利も低下したことから為替市場ではドル売りが優勢となりました。
ユーロドルも1.13台半ばのレンジ中央から未明には1.14台半ばまで上昇しましたが終盤に米株が急速に切り返し、長期金利も下げ止まったことから小幅反落、1.14台前半で東京時間を迎えました。
東京時間には、大納会の日経平均がほぼ終日マイナスに沈んだまま辛うじて20,000円を回復して終了する中で、休暇明けで本格始動となりつつある欧米株式市場ではリスク選好の流れ回復への期待が優勢となっており、ユーロドルの下値を支えています。
テクニカルにはユーロドルは10月下旬以降幾度もトライして抜けない中期レンジの上限1.1450-1.1500のエリアに入ってきており、ここから上は頭が重そうです。
上方向は、まずは本日1.1478レベルにある90日移動平均線を越えることができるかが今晩のポイント、一方下方向は、今週連日絡んだ21日移動平均線が1.1370付近。
日足の一目均衡表も1.1350から1.1515レベルで一月中旬頃まで推移するため、このレンジは比較的居心地のよいレベルと言え、離脱は容易でないものと思われます。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高、本日この後22:00にドイツの12月CPI速報値、23:45には米シカゴ購買部協会景気指数の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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