オーストラリアドル週報(2018年11月第2週)

為替相場は既に10/30の日足が短期トレンドを“豪ドル強気”に変化させ、豪ドルは対ドル、対円で買い戻しの動きが強まっており、一段上昇の可能性が高くなっています。

オーストラリアドル週報(2018年11月第2週)

豪ドル/円、短期は強気。84円越えの越週で中期トレンドも変化。

オーストラリア経済が雇用市場の拡大や堅調な消費に支えられて緩やかな拡大基調を維持する中、11/6に開催された金融政策決定会合で豪州中銀は予想通り、キャッシュレートを現行の1.5%に据え置きました。為替相場は既に10/30の日足が短期トレンドを“豪ドル強気”に変化させていることや、米中間選挙も大きな波乱なく終了したことにより、当面のリスクが回避されて、豪ドルは対ドル、対円で買い戻しの動きが強まっており、一段上昇の可能性が高くなっています。

チャートを見ると、日足は10/26に付けた78.57を直近安値として下値を急角度で切り上げる流れを維持しています。この間に11/1の大陽線が短期トレンドに変化を生じさせており、豪ドル強気の流れに入っています。また、82.14に位置する200日線も上抜け始めており、中期トレンドも変化する可能性が点灯中です。
日足の上値抵抗は83.10-20、84.20-30に、下値抵抗は81.70-80、81.10-20にあります。21日移動平均線は80.23にあり、短期トレンドをサポートしています。また、120日線も81.49にあり、これをしっかり上抜けた状態にあります。

一方直近の週足を見ると、高値圏で引ける陽線引けとなりましたが、上値を切り下げる流れからは上抜け切れずに越週しています。この週足の上値抵抗は81.80-90にありましたが、今週はこれを値動きの中でしっかり上抜けた状態にあり、82円台を維持して越週すれば、週足の形状も安定して一段の上昇に繋がり易くなります。今週の週足の上絵抵抗は84.00-10に、下値抵抗は81.70-80にあります。31週移動平均線は81.74にあり、これを上抜けて短期トレンドは豪ドル強気の状態にありますが、83.87に位置する62週線は上抜けていません。
しかし、84円越えで越週した場合は月足も安定して86円方向への一段の上昇に繋がり易くなります。逆に可能性は低い状態ですが、80円割れで越週した場合は再び下値リスクが高くなり、一段の豪ドル下落に注意が必要となります

豪ドル/円、短期は強気。84円越えの越週で中期トレンドも変化。

豪ドル/円【週足】:(11/7現在31週移動平均線は81.74にありこれを上抜けて、62週線は83.87にあり、上値抵抗として働く可能性がある。)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る