ユーロドル下値探り(10/9夕)

週明けの東京市場でユーロは軟調推移。

ユーロドル下値探り(10/9夕)

ユーロドル下値探り

週明けの東京市場でユーロは軟調推移。先週末海外時間発表の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが事前予想を大幅に下回る番狂わせとなりましたが、失業率が予想以上に低下した事や雇用者数も前月数値の上方修正もありユーロの戻りは1.1549まで。
週明け以降は再びイタリアの予算をめぐるEUとの対立にテーマが戻り、ユーロは1.15を割り込む動きとなっています。

本日東京時間は1.14台後半で横這い推移、一時1.15台を回復する局面もありましたが滞空時間は短く、欧州勢参入後は再びユーロ売りが強まり、東京時間18:00現在は1.1475レベルで取引されています。

東京の連休中にもイタリアとEUの財政問題をめぐる非難の応酬は激しさを増しており、8日にもサルビーニ副首相はユンケル欧州委員長や高級官僚を「欧州の敵」と名指し、売りが加速するイタリア国債の利回りは直近の高値を上回り3.62%に達しています。

雇用統計は期待をやや下回る内容であったものの、米国10年物国債利回りが3.25%と上昇を続けていることからも、先週上方修正された米金利見通しを元に戻すような内容ではなかったことは明らかです。また、雇用統計後の瞬間値でのユーロの戻りも限られたものであったことから、ドル金利の見通し変更により、ユーロドルのレンジは暫定で40BPほど下にずれ1.1460-1.1810にシフトしたと見られます。

ただ、レンジ下限に関しては、本日も下値探りをしている状況で底値が落ち着くまでは確定的なことは言えないものと考えられます。今後 はイタリア情勢等を踏まえ8月安値1.1301を意識しながら、どのレベルで明確な底打ち感が出てくるのかに注目です。

序盤の欧州株価指数先物はまちまち、イタリア株にやや買い戻しの動きが見られています。
本日この後大きな経済指標等の発表は予定されていません。


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