ユーロ上昇、トランプ発言の余波続く(8/21夕)

21日の東京時間にユーロドルは上昇。当面のレジスタンスと目されていたヘッドアンドショルダーのネックライン1.1492レベル、そして1.1500の節目を上抜けて、

ユーロ上昇、トランプ発言の余波続く(8/21夕)

ユーロ上昇、トランプ発言の余波続く

21日の東京時間にユーロドルは上昇。当面のレジスタンスと目されていたヘッドアンドショルダーのネックライン1.1492レベル、そして1.1500の節目を上抜けて、8/10にブレイクした中期レンジの下限1.1509を回復する動きとなりました。

夏季休暇シーズンで市場の流動性が低下しているところに、昨晩はトランプ大統領のFRB利上げ継続に不満を示す発言と、中国、欧州に対し為替操作を行っていると非難する発言が報じられ、いずれも初めての話でもないことながら、ドルが主要通貨に対し全面安の展開になりました。最近市場の注目を集めていたトルコが連休に入り、ポジション調整でドルの買戻しが出ていたタイミングであったために意外に強い流れとなったイメージです。

ユーロドルは東京時間午前中に一時1.1542の高値をつけ、その後はやや落ち着いて東京時間19:00現在は1.1520レベルで取引されています。

昨日来のユーロの上昇で、テクニカル的にはやや難しい局面となりました。比較的きれいに出ていた中期のヘッドアンドショルダーがネックラインを上抜けたことで不発に終わったのか、それとも休暇シーズンの流動性低下とトルコの休場による一時的な相場変動なのか今のところ判断に迷うところです。

1.1509を上回りなじみ深い5月以降の中期膠着レンジを回復したことで、再び1.1500-10がサポートとなるのか、それとも一時的な上昇が既に限界を迎え再度下落していくのか、ここ数日の観察が必要です。上値目途は21日移動平均線が1.1550レベル、この水準を抜けると少なくとも短期的にはユーロドルは反発局面入りと考えざるを得ません。
ただ、ユーロにポジション調整以外の買い材料も見当たらず、いずれにせよ来週トルコの休場明けの水準からもう一度仕切り直しにはなるものと思われます。

序盤の欧州株価指数先物は概ね上昇。本日もこの後重要な経済指標の発表等は予定されていません。

ユーロ上昇、トランプ発言の余波続く

ユーロドル日足

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