第5回有識者検討会 (18/5/30)

本日午後に第5回「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」が開かれました。

第5回有識者検討会 (18/5/30)

第5回有識者検討会 

本日午後に第5回「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」が開かれました。第4回でおかしな方向へ議論が進みそうになったこと、5月8日に意見募集が行われたこと、昨日複数のメディアでリークと思われるような記事が出たことから、取り急ぎどのような議論が出たのかの速報版です。

まず、昨日出ていたレバ規制回避という記事は、半分本当というところでしょうか。本日の検討会で事務局が作成した配布資料は比較的よくまとまっていましたが、(5)店頭FX業者の決済リスク管理の強化に向けた対応策、という部分で以下のようにまとめてあります。

1. ストレステストを通じた自己資本の拡充
○未収金発生リスク、カバー先破綻リスク、未カバーポジションに係るリスクのいずれにも対応可能で、汎用性が高く優先度の高い対応策
○ストレステストの厳格化、適正化を図る
2. 取引データの報告制度の充実
○日々の取引データについて、自主規制機関及び当局への報告を義務付ける
○自主規制機関となる金先協会からは時間的猶予が必要との意見あり
3. レバレッジ規制の前にストレステストを通じた自己資本の充実等を進める
○必要であると判断された場合、再度検討する

おおむね、昨日出たニュースに沿った内容であると思います。しかし、いまだレバレッジ規制を必要と考えるメンバーもいますし、将来的に再度検討という可能性も捨てていません。また業者によって自己資本の拡充が困難となる場合には、その業者にはレバ規制が入る自主規制が導入されるのではないかと思われます。

あと1回、検討会が開かれるとのことですので、また変な方向に議論が曲がるようなことにだけはならないで欲しいものです。

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