トルコリラ円ショートコメント(18/4/16)

前回のトルコリラ円の安値は3月23日の25.82レベルでしたが、先週はその安値を下抜けしたことでストップオーダーを巻き込んで一時的に大きく落ち込む動きとなりました。

トルコリラ円ショートコメント(18/4/16)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、上値の重たい水準を想定して「26.00レベルをサポートに、26.70レベルをレジスタンスとする週」としました。実際のレンジは、安値が25.45レベル、高値が26.652レベルと予想を超える下落を見せました。

前回のトルコリラ円の安値は3月23日の25.82レベルでしたが、先週はその安値を下抜けしたことでストップオーダーを巻き込んで一時的に大きく落ち込む動きとなりました。3月同様に安値をつけた後の急反発も似ていますが、前回と異なるのは今回は強制決済はそれほど発生していないことです。証拠金に余裕のある個人投資家だけが残っているのかもしれませんが、くりっく365のポジションを見ても3月の急落以降はほぼ同水準の買いポジションが続いています。

先週のトルコリラの下げはシリア情勢の懸念が大きかったと思われますが、その後トルコリラ安に対してトルコ中銀が行動する可能性について首相が述べたり、シリア情勢の緊張が緩和されたりと週末にかけてはほぼ週初の水準へと戻しての引けとなりました。

しかし、シリア情勢は米英仏による攻撃が週末に行われていますし、まだまだ予断は許せないと同時に、トレンド的にもトルコリラ安は継続していると考えざるを得ません。

いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

4週前の高値から引いたレジスタンスラインに平行に下降チャンネルを3月安値に合わせると、ちょうど先週安値に重なり、現在はこの下降チャンネルの中で水準を変えつつもトルコリラ安が継続していると考えることが妥当と思われます。

今週も目立った材料の無い中で上値の重たい水準を想定、25.60レベルをサポートに、26.50レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る