オーストラリア 11月小売売上高結果
11月小売売上高実績 前月比+1.2%(予想+0.4%)
11月の小売売上高は予想を大きく上回る+1.2%(予想+0.4%)となり、久しぶりの好数値でした(下図)。10月は+0.5%のままで据え置きでした。
第3四半期は前四半期▼0.7%でしたが、第4四半期は大きく改善しており、GDPには好影響となり、貿易収支の悪化分を補っています。
豪州小売売上高(11月迄、青:前月比伸び、オレンジ:6ヶ月移動平均、赤:ゼロ)
(出所:豪州統計局)
?前回(10月時点)
A今回(11月時点)
季節調整済数値(灰色)がトレンド(黒)を大きく上回っています。また?では黒のトレンドラインが下向きでしたが、Aでは上向きに変わってきました。
主なセクター別内容は(前月比ベース)下記となっています。
11月は特に家庭用品が大きく増加しています。これは11月末のブラックフライデーの売り上げが大幅に伸び、アイフォンXの売り上げが伸びたことによります。内容的には全てプラスの10月よりは悪い形になっています。
11月 10月
食品 +0.0% +0.3%
家庭用品 +4.5% +0.1%
衣料 +1.6% +1.0%
百貨店 ▼1.1% +0.5%
レストラン等 +0.4% +1.7%
その他 +2.2% +0.3%
豪ドル/米ドルは指標発表前に0.7835〜40米ドル付近で推移していましたが、予想を上回る数値に0.7880米ドル付近まで急伸し、現在も0.7870〜75米ドルで動いています。丁度0.7880米ドルの抵抗線にあたり伸び悩んでいます。ここを確りと抜けてくると0.7960と0.7990米ドルにある抵抗線まで上値余地が出てきます。現在は、昨日横流れで下抜けたサポート上に戻されています。
逆にこのまま0.79台に行ききれず、0.7850〜60米ドルサポートを切ってくると、これまでの豪ドル高からの調整時間帯に引き戻されます。この場合は0.7810、0.7740〜50米ドルがサポートになります。前者切ると調整深くなります。(1月11日11:15、1豪ドル=0.7872米ドル) (以上)
オーダー/ポジション状況
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