オーストラリアドル週報(2018年1月第一週)

オーストラリアの11月の貿易収支は市場予想の5.5億ドルの黒字に反して6.28億ドルの大幅赤字となりました。

オーストラリアドル週報(2018年1月第一週)

豪ドル/円、短期、中期ともに強気。90円台に強い上値抵抗あり。

オーストラリアの11月の貿易収支は市場予想の5.5億ドルの黒字に反して6.28億ドルの大幅赤字となりました。また、10月も1.05億ドルの黒字から3.02億ドルの赤字に改定されました。為替市場はこれを受けて一時豪ドル売り動意が強まりましたが、内容を見ると、輸出が微増に留まる一方で、輸入が大幅増となっており内需の力強さが示されたことや、円全面安の流れにあることから、対米ドルでは下げ渋り、対円では上値余地を探る動きが継続中です。

チャートを見ると、日足は12/7に付けた84.67を直近安値として下値を切り上げる流れを変えておらず、直近の日足も88円台に実体を置く陽線引けとなり、一段の上昇の可能性に繋げています。88〜90円ゾーンには本来中期的な上値抵抗が散在するポイントですが、日足、週足ともに形状が崩れておらず、89円台に控えている強い抵抗をトライする動きが強まると見られます。日足の上値抵抗は89.10-20、90.10-20に、下値抵抗は88.10-20、87.60-70にあります。短期トレンドは87円割れで終えない限り、豪ドル強気の流れを維持しています。

一方週足は、3週連続陽線引けとなり、下値を切り上げる流れしています。個々の陽線が強い上昇余力を持ったものではないことや、90円台に長期的な上値抵抗が控えていることから、89〜90円台では一進一退を繰り返す可能性が高いと見ますが、短・中期トレンドが強い状態を維持していることから、豪ドル急落にもまだ繋がり難いと見られます。31週、62週移動平均線は86.89と85.67にあり、これらをしっかりと上抜けて、中期トレンドは豪ドル強気の流れに入っています。また、31ヶ月移動平均線も84.42にあり、長期トレンドをサポートしています。但し、62ヶ月移動平均線が89.32に位置していること、前述の通り90円台には中・長期的に見た強い上値抵抗が控えていることから90円台定着にはまだ時間がかかると見られます。週足ベースで見た強い上値抵抗は90.10-20に、下値抵抗は87.40-50にあります。

豪ドル/円、短期、中期ともに強気。90円台に強い上値抵抗あり。

豪ドル/円【週足】:(1/4現在31週移動平均線は86.89に、62週線は85.67にあり両者を上抜けて中期トレンドは豪ドル強気の流れに入っている)

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