ニュージーランドドル週報(2017年12月第二週)

NZ経済も緩やかな拡大基調を維持していますが、政治面では10月19日の左派政権の樹立決定を受けてNZドルが下落に転じた流れを引きずった状態にあります。

ニュージーランドドル週報(2017年12月第二週)

NZ/円、反発余地を試す動きが継続中。トレンドが弱く反落にも要警戒。

NZ経済も緩やかな拡大基調を維持していますが、政治面では10月19日の左派政権の樹立決定を受けてNZドルが下落に転じた流れを引きずった状態にあります。一方で、景気についてはNZ中銀の緩和的な金融政策の下、良好な状態を維持しています。

チャートを見ると、日足は11/10に付けた76.10を直近安値として下値をゆっくりと切り上げながら上値余地を探る動きに繋げていますが、個々の足が強い上昇エネルギーを持ったものではないことや、9/21に付けた82.76を起点として上値を切り下げる流れから抜け出しておらず、この日足の上値抵抗が78.10-20にあることから、これをしっかり上抜けて来るまでは短期トレンドは変化しません。一方で76.00-10には中期的な下値抵抗があり、一旦はこれに跳ね返されていることから、再びこれを下抜けて来ない限り、下値余地も拡がり難い状態です。日足の上値抵抗は78.10-20に、下値抵抗は76.00-10にあります。21日移動平均線は、77.32に位置していますが、これを実体ベースでは上抜け切れておらず、下値リスクを残した状態です。また、200日移動平均線は79.33に位置しており、戻り売りの流れがまだ強いことを示しています。

一方週足は、2週連続陽線引けとなり76.00-10の中期的な下値抵抗を守って反発に転じていますが、個々の足が上昇余力の強いものではないことや、3手前の大陰線が収束中の31週、62週移動平均線を大きく下抜けて、中期トレンドに変化を生じさせています。週足ベースで見た強い上値抵抗は77.70-80と79.80-90に、下値抵抗は76.00-10、74.80-90にあります。31週、62週移動平均線は79.74と79.33に位置しており、これらを下抜けて中期トレンドはNZ弱気に変化しています。また、31ヶ月移動平均線も78.43に位置しており、反発に転じた場合でも78円台が強い上値抵抗として働く可能性を示しています。

NZ/円、反発余地を試す動きが継続中。トレンドが弱く反落にも要警戒。

NZ/円【週足】:(12/6現在31週移動平均線は79.74に、62週線は79.33に位置しており、収縮中の両者を下抜けて新たな下値トレンド入りした状態にある。)

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