オーストラリア 10月失業率結果(17/11/16)

10月の豪州失業率は以下の通りとなりました。就業者数はエコノミスト予想を下回り、逆に失業率は0.1%改善しました。

オーストラリア 10月失業率結果(17/11/16)

オーストラリア 10月失業率結果

オーストラリア 10月失業率結果

10月の豪州失業率は以下の通りとなりました。就業者数はエコノミスト予想を下回り、逆に失業率は0.1%改善しました。フルタイムの就業者増で、為替相場は小幅の豪ドル高となっています。

オーストラリア 10月失業率結果 2枚目の画像

10月の就業者数は9月より僅か3,700人増加で、予想(18,800人)を下回りました。内訳は、フルタイム雇用者が24,300人増(9月6,100人増)、パートタイムが20,600人減(8月13,700人増)となりました。内容的には改善傾向を続けています。また失業率も改善し5.4%になりました。

オーストラリア 10月失業率結果 3枚目の画像

また失業者の分析は
10月の失業者はフルタイム希望が前月と変わらずの好調(9月は▼10,600人)を維持しています。家計収入は増加になります。また、労働参加率は65.1%となり9月より0.1%下がりました。
月間全労働時間は460万時間増加し17億2,370万時間(前月17億1,910万時間←17億1,820万時間から上方修正)となりました。カレンダー上では、10月は9月より1日多いので、1日当たりでは若干減っています。

人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)

人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)

総人口に対する雇用者の割合はリーマンショック後の底値水準を越えてきました。移民増加で総人口は毎年増加しており、それに対する割合が高くなっているので、総所得は拡大しており、内需には好影響となります。

豪ドル/米ドルは指標発表前に0.7580〜85米ドルで推移していましたが、発表後は瞬間0.7570米ドル付近まで下落しましたが、即座に0.7608米ドル付近まで反発しています。予想下回る就業者数に売りで反応したものの、失業率改善とフルタイム雇用者増で戻した形です。上値抵抗線の0.7620米ドルに止められた格好です。まだ豪ドル安方向の最初の抵抗線もこなせないので、下値リスクが高い状態です。
サポートは0.7560〜70、0.7520、0.7480〜90米ドルの順にあります。抵抗線は、0.7670、0.7740〜50米ドルにあり、短期の豪ドル安トレンド解消には後者の抵抗線を越えることが必要になります。(1豪ドル=0.7598米ドル、11月16日10時30分現在)
 (以上)

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