ポンド急落(2017/8/4)

昨日の英中銀MPCでは前回の利上げ賛成委員3名から2名に減少したことや、カーニー総裁が今後の英国経済減速の可能性と金融政策への影響について言及したことから

ポンド急落(2017/8/4)

ポンド急落

昨日の英中銀MPCでは前回の利上げ賛成委員3名から2名に減少したことや、カーニー総裁が今後の英国経済減速の可能性と金融政策への影響について言及したことから大きく売られる動きとなりました。しかし、日中の動きとしては大きな下げではあったものの、長期的な流れの中ではユーロ同様に依然として強い地合いを保っています。

ポンドの日足チャートを対ドル、対円ともに見てみることとしましょう。上段がポンドドル、下段がポンド円です。

           ポンドドル ポンド円日足

           ポンドドル ポンド円日足

ポンドドルのチャートを見ると、少なくとも3月以降の上昇トレンド(ピンクの平行チャンネル)は続いていて、直近のところでは6月以降の上昇トレンド(薄紫の平行チャンネル)の中での推移となっていて、昨日の下げでも後者のチャネルをブレークするには至っていません。雇用統計もありますが、テクニカルには下がったところは買いという流れが続いていると考えることができます。平行チャンネルについては昨日のコラムも合わせてご覧ください。

ポンド円のチャートでは、サポートは4月安値と6月安値を結んだライン、レジスタンスは5月高値と7月高値を結んだラインとなっていて、現在は高値圏での踊り場形成段階にあります。6月安値(138.68)と7月高値(147.77)のフィボナッチ・リトレースメントを計算すると38.2%押しが144.30となり、7月安値あるいは昨夜の安値と重なる水準にあることがわかります。ここを維持すれば再び今週の高値圏に戻す展開、割れてきた場合には半値押しにあたる143.23をターゲットとする流れにあるといえます。

なお、到達確率チャートでも日々、ポンドドルとポンド円のチャートを更新していますのでご利用いただければ幸いです。

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