オーストラリアドル週報(2017年6月第四週)

豪ドル/円、短期トレンドは豪ドル強気の流れ。85〜86円台に中期的な抵抗あり。

オーストラリアドル週報(2017年6月第四週)

豪ドル/円、短期トレンドは豪ドル強気の流れ。85〜86円台に中期的な抵抗あり。

世界経済に明るさが増す中でオーストラリア経済も雇用市場の拡大や消費に支えられて好調さを維持しています。また、欧州の議会選挙や、FOMCといったイベントリスクも無事に消化したことにより、一時強まったリスク回避的な動きも後退しており、オーストラリア自体の景況感が為替相場にも反映され易い動きとなっています。

チャートを見ると、日足は6/20に付けた85.09を直近高値として3手連続陰線引けとなっていますが、下値も、6/6に付けた81.78を直近安値として下値をゆっくりと切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは豪ドル強気の流れを維持しています。この日足の下値抵抗は83.20-30にあります。一方上値も、85.00超えに日足、週足、月足ベースで見た強い抵抗が散在しており、これを一気に上抜けるのも難しいと見られます。短期トレンドは83.00割れで下値リスクが点灯しますが、81.50割れで越週しない限り、急落にも繋がり難いと見られます。日足の上値抵抗は、84.60-70、85.80-90に、下値抵抗は前述の83.70-80と83.20-30にあります。
21日移動平均線は83.20に、200日線は83.09にあり、短期トレンドをサポートしていますが、120日線が84.74に位置しており、上値抵抗として働く可能性があります。

一方週足は、2週連続陽線引けとなり上値トライの可能性に繋げていますが、31週移動平均線が84.78に位置しており、今週はこれを上抜けきれずに反落に転じています。一方で81.69に位置する移動平均線に6月第2週の週足がしっかり跳ね返されて上昇に転じており、81〜82円台の足元がしっかりとした状態にあることから、これを下抜けない限り下値余地も拡がり難い形となっています。短期トレンドは83円割れで下値リスクが点灯、81.50割れで越週した場合は再び下落リスクが高くなります。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は85.10-20、85.80-90に、下値抵抗は83.00-10、82.00-10にあります。また、31ヵ月移動平均線が85.79に位置しており、続伸に繋げた場合でもこれを大きく上抜けきれない可能性も高いと見られます。

豪ドル/円、短期トレンドは豪ドル強気の流れ。85〜86円台に中期的な抵抗あり。

豪ドル/円【週足】:(6/22現在31週移動平均線は84.78にあり、これを上抜けきれずに推移しており下値リスクを残した状態だが、62週線は81.69にあり中期トレンドは豪ドル強気を維持)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る