ユーロ円123円台に上伸
昨晩行われた仏大統領選の決選候補国民戦線のルペン氏と中道派マクロン氏による二時間にわたるテレビ討論会は双方が相手方を「野蛮なグローバル化の候補」「恐怖の女祭司」と呼び合い攻撃し続ける激しい内容となりましたが、討論後の調査で視聴者の63%がマクロン氏の軍配を上げる結果となりました。
特にユーロに関してはルペン氏のフランとユーロの併用説をマクロン氏は「ばかげている」と非現実性を指摘したうえで一蹴、経済政策への明るさを存分に生かしルペン氏を圧倒した形となりました。
ユーロドルは、日中は昨晩のFOMCを受けてのドル高要因もあり日中は1.09を割り込んでの小動きでしたが、夕刻発表となったユーロ圏のPMI指数や小売売上高がいずれも予想を上回る数値で会ったことなどから再び上昇、一時1.0941をつけ1.092-093台での取引。
本日も1.0931のフィボナッチ抵抗線を突き刺す展開です。
ユーロ円は本日アジア時間にいくつかの抵抗線を抜け113円台に一時到達したこともあり、123円台半ばでの推移です。
今週は雇用統計もありますのでなかなかユーロ要因だけで動くという感じにはなりにくい展開です。やはり本格的にユーロが1.10を目指すとしても、雇用統計、大統領選決選をこなした来週明け以降となりそうです。
今晩は0:30よりECBドラギ総裁の講演がありますが、この状況下では材料とはなりにくいものと思われます。
序盤の欧州株価指数先物は英国以外は強含みです。
オーダー/ポジション状況
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