NZ2017年1Q失業率予想
NZの失業率関連指標(5月2日10時現在予想)
NZの失業率が明日発表されます。四半期毎の公表で前回は2月1日に発表ありました。
(1)就業者数(前期比ベース、黒い縦線より右は今回予想値、赤はゼロ)
雇用者数の予想は前期比ベース+0.8%と前回と同じ伸びになっています。赤い線はゼロですので、前期よりプラスを維持している限り雇用者数は増加傾向を示します。但し、伸び率が低下しているので、賃金には影響(賃金下がる傾向)がでてくる可能性は高くなります。
尚、年率の伸びは前期(4Q)前年比ベース+5.8%でしたが、今期は+5.3%まで下がっており、レンジみても上限が前期数値までとなっています。
(2)失業率(黒い縦線より右は今回予想値)
失業率はトレンドとしては改善していますが、前期四半期(2016年4Q)に悪化しており、今回の数値はこれまでの改善が止まったのか、再び好調を回復できるのかのポイントにきています。
NZは豪州同様に移民流入が増加傾向を続けています。この中でNZ主力輸出品目である日用品価格の横這いで給与・消費などが伸び難い状況下、増加する求職者を吸収できるのか今後の傾向を占う意味で注目されます。
NZの政策金利発表は来週5月11日(木)に予定されており、今回並みの数値がでれば、消費者物価指数が中銀目標レンジ内に収まっている現状、金利据え置きの公算が大きいと思われます。
NZドル/米ドルは豪州の金融政策発表(2日午後発表)を控えたポジション調整で、オセアニア通貨が買い戻され、NZドルは0.6910米ドルを回復しています。まだNZドル下落リスクの方が高くなっていますが、0.6840〜50米ドルサポートを守った感じです。今日の豪州の金融政策の変更で大きな動きにならない限り、現状の0.69米ドル絡みで明日の雇用統計を待つと思われます。(5月2日10:45、1NZドル=0.6926米
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.04.19
東京市場のドルは一時153円台入るも瞬間的な動き、中東情勢を見極めるムード強まる恰好に(24/4/19)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、中東情勢緊張化を受けて、一時153円台まで下落する場面も見られたが、売り一巡後は154円30銭台まで値を戻した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.04.19
ドル円 地政学リスク拡大を懸念、為替も波乱含みか(4/19夕)
東京市場は結果「行って来い」。一時ドル安が進行し153円半ば近くまで値を下げるも、その後はドル買戻しが優勢だった。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.04.19
NZドルWeekly 100MAと50MA間でのもみ合い相場となりそうだが、乱高下の可能性も(24/4/19)
NZドルは、第1四半期消費者物価指数(CPI)が前期を上回ったことや、100日移動平均線が下値支持線として意識されたことなどから、91円台でのしっかりと推移となった。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2017.05.08
N$シカゴポジション(2017年5月2日現在)
NZドルはネットショートを3,400枚減らし、12,000枚弱までとなっています。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2017.04.27
NZ3月貿易収支予想(2017年4月27日)
貿易収支は2013年以降、例年でいけば3月頃は黒字幅のピークになっていることが多く、仮に今回予想通りの結果でると、年々最大時の黒字幅が減ってきています。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。