ランド円ショートコメント
まず先週の振り返りですが、「大台8.00レベルをサポートに、8.50レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていましたが、実際のレンジは安値が7.90レベル、高値が8.33レベルと、予想よりもランド安が進み、週後半は8.00円の大台を挟んでのもみあいのまま引けました。
先週も南アフリカに対する政治不安がランドの上値を抑える結果となりましたが、同国の格付けに対してS&Pは既にジャンク(投資不適格)とし、ムーディーズも引き下げ方向で考えていることから投資環境は引き続きよくありません。複数の格付け会社がジャンクの格付けを行った場合、債券指数の構成銘柄から外れますし、ファンドマネージャーも同国の資産を投資対象から外す動きに出ますので、負のスパイラルとなることが予想されます。
通貨ランドに対しても引き続き売り圧力が強い流れを考えざるを得ませんし、先週はいったん落ち着いた対ドル、対円の動きも再びランド売りにさらされやすくなると言えます。いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
ランド円、ドルランド、ドル円 四時間足
チャートの形状としては、ランド円も中段のドルランドもランド安後の踊り場を形成し、次のランド安の動きを待っている動きに見えます。今週も戻り売りが出やすいでしょうから、8.20レベルをレジスタンスに、7.80レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
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既に先週のランド円の速報コラムでランド円急落の理由について書いていますので、簡潔にまとめておきますと、
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