チャートから見た世界と豪州経済(2017年4月5日)

貿易相手国のGDPは引き続き改善傾向。一方で世界経済全体ではまだ停滞しています。

チャートから見た世界と豪州経済(2017年4月5日)

(1) GDP

(1)	GDP

@ オレンジ:豪州との主要貿易相手国のGDP、青:世界経済全体
貿易相手国のGDPは引き続き改善傾向。一方で世界経済全体ではまだ停滞しています。

(1)	GDP 2枚目の画像

A 豪州経済:上段の青は前年比ベースGDP、下段のオレンジは4半期ベース伸び…第3四半期の落ち込みから回復。GDP伸び率は鈍化傾向(矢印)。

(2) 豪州経済

(2)	豪州経済

@ 家計

上記左図は小売売上高で全般的に価格(オレンジ)も量(青)も下降気味。最近は僅かながらも回復傾向は見せている。
上記右図は上段が家計消費(オレンジ)と可処分所得(青)…消費は横這い傾向、下段が貯蓄率…下降気味で、実質賃金の伸び低下と雇用維持で貯蓄より消費に回している。

(2)	豪州経済 2枚目の画像

上記は家計の債務(オレンジ)と支払金利(青)…借入上昇続き、低金利で支払利息が低下傾向。債務の伸びが大きく、将来の消費減か、先々の利上げが困難

(2)	豪州経済 3枚目の画像

A その賃金指数は民(左)・官(右)共に低下を続けています。引き続き雇用改善が実質賃金上昇には繋がっていないようです。

(2)	豪州経済 4枚目の画像

B 住宅関連…住宅価格は一度調整されましたが、最近は再上昇しています。

(2)	豪州経済 5枚目の画像

C 企業関連
上図は青が非鉱山関連企業の企業収益で、名目GDPに占める割合を示しています。ここ数年は低位横這いが続いています。
一方でオレンジの鉱山関連はリーマンショック以降の下降トレンドから大きく反発しています。鉱山関連収益の回復はGDPにかなりの好材料になります。

(2)	豪州経済 6枚目の画像

D 豪州中銀商品価格指数…2008年の高値から2015年の底まで半分を戻した形になっています。
(以上)
(前回は2017年3月8日付)

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