オバマケア代替案採決強行へ(2017年3月24日)

24日の東京市場でドル円は再び111円台前半での取引、

オバマケア代替案採決強行へ(2017年3月24日)

オバマケア代替案採決強行へ

24日の東京市場でドル円は再び111円台前半での取引、昨晩のオバマケア代替法案採決延期で市場のセンチメントは悪化しましたが、一部共和党議員から可決に楽観的な見通しもでたことから、いったんドルも株も下げ止まった形です。
ドル円の下げ止まりを見て日経平均も小幅反発、177円高の19,262円で越週。
日銀の黒田総裁は本日都内で講演し、「現時点で金融緩和の度合いを緩める理由はない」などと発言しています。

トランプ大統領は下院に本日中の採決を要求、可決しようが否決されようが強行する意思を示すことで、最後の最後に可決へと持っていく作戦のようですが、共和党内部にコンセンサスは形成されておらず、代替案への変更を急激過ぎるとするグループも、逆に手ぬるいと考えるグループもいて妥協案もまとまりそうにない状況です。
市場では引き続き可決に関して楽観論が優勢ですが、まったく予断を許さない状況ですので、本日採決が行われた場合にはどちらの結果でも為替相場、株式相場に影響が大きそうです。特に否決された場合には、トランプ政権への期待の根幹部分が揺らぐこととなり、トランプラリーの大規模な調整局面に突入する恐れがあります。

今晩米国では21:30に米国2月耐久財受注、22:45 米国3月MarkIt製造業PMI速報値の発表があります。また、今晩はダドリーNY連銀総裁はじめ多くのFRB関係者の発言が予定されていますが、基本はトランプ次第であることを考えれば影響は限定的と考えられます。

序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安の商状。

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