NZの2月貿易収支結果
NZの2月貿易収支は▼0.18億NZドルの赤字となり、事前エコノミスト予想+1.8億NZドルを下回る赤字となりました。予想レンジ幅でもマイナスはありませんでした。輸出が40.06億NZドル、輸入が40.24億NZドルとなっています。また1月は当初の▼2.85億NZドルから▼2.57億NZドルに上方修正され、この差額+0.28億ドルを加味すると僅かながらも黒字となっています。
NZの貿易収支推移2008年以降で各年2月実績値対比(出所:NZ統計局)
上図は毎年2月の数値を比較しています。前年と比較し、輸出減、輸入増で、GDP対しては好ましい数値ではありません。輸入増は原油価格の増加が目立ちました。消費財はマイナスですので、輸入増=内需拡大の構図にはなっていません。
2月の輸出はミルク・バターが+5.6%、肉関係が+4.4%、一方で魚・ウールなどの一次産品の輸出が減少しました。
輸入は原油+59%、中間材+7%、消費財▼8.7%になっています。
NZドル/米ドルの為替相場は、発表前に0.7030米ドル付近で推移していましたが、発表後からジリ安となり、約半日かけて一時0.70米ドルを下回り、現在は0.70米ドル絡みで推移しています。予想より悪い数値でしたが、週末控えたポジション調整の米ドル買いに連れた動きになっています。来週以降も米ドルの動向に左右されそうな展開ですが、米国の年内利上げ回数据え置きから、比較的高金利とされている豪ドルやNZドルも一緒に弱くなっており、対円などのクロスではオセアニア通貨が弱くなっています。(3月24日16時20分、1NZドル=0.7006米ドル)
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.04.17
東京市場のドルは154円台でしっかり、155円台乗せを意識した地合いは継続か(24/4/17)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日経平均急落の影響は限定的で、ドルは154円60銭台での高値圏での小動きとなった。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.04.17
ドル円 日米金利差は縮小せず、ドル高基調継続(4/17夕)
東京市場は揉み合い。154円台後半を中心としたドル高値圏での推移となったが、前日高値を超えることは出来なかった。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:川合 美智子
2024.04.17
ユーロ円 上値余地を探る動き。急伸にも繋がり難い状態(2024/4/17)
昨日の海外市場では、ドル/円を中心にドルは一段高となり、ユーロ/円は小幅続伸して引けました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。