豪州1月失業率予想
(2月15日10時現在)
(1) 就業者数…1月もプラス予想ですが、移動平均線を見ると2016年は2015年よりは低調でした。2017年最初の数値ですので、注目されます。(黒い線はゼロ)
(2)失業率…横ばい傾向から悪化し、今後数か月間の推移は重要になります。黒い線は5.6%を示めしていますが、このラインが鬼門になっています。
明16日に発表される豪失業率関連指数は、就業者数が12月に続きプラスを予想する内容となっていますが、数値自体は減少しています。また失業率も5.6%の水準以下にはならず、若干ながら悪化傾向を示しています。これはフルタイムの就業者がここ数か月増えており、パートタイム就業者からの変更希望者が多くなったことが要因と思われます。フルタイムの増加は、実質賃金の伸びに繋がることになり、雇用内容改善でこれまで豪ドルには好結果となりました。その意味で今回も就業者内容には注意が必要に思われます。
豪ドル/米ドルは現在0.7660米ドル付近で推移しています。今週もこれまでのところ、0.76台推移を継続しています。上値抵抗線の0.7700米ドル、下値サポートの0.7610米ドルが効いています。相変わらずNZドルの上値が重いので、オセアニア通貨が連れる動きになれば、明日の雇用統計がきっかけになる可能性が高くなっています。その意味で、ある程度好数値になっても豪ドル高の勢いは減じられ、逆に数値悪いと豪ドルは売られ易くなる可能性が高くなっています。(1豪ドル=0.7658米ドル、2月15日10時05分現在)
オーダー/ポジション状況
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