ルペン・リスクに注目(2017年2月13日)

足元のユーロ圏へのリスクは 1. 第一にブレグジット

ルペン・リスクに注目(2017年2月13日)

ユーロドル:2月13日のファンダメンタル分析

テーマ:ルペン・リスクに注目。

足元のユーロ圏へのリスクは
1. 第一にブレグジット
2. 第二に期限の目途とみられる3月9日を控え、ギリシャ懸念
3. ですが、足元での影響度が大きいのはフランス大統領選挙に関してのルペン・リスクなのではと考えます。

ユーロ圏では、今予定されている政治日程は
オランダの総選挙、
フランスの大統領選、
ドイツの総選挙
イタリアでも年内に総選挙が実施される可能性があります。

先週にはパリでテロ事件が発生したりと、対抗の中道派候補達がスキャンダルに苦しんでいる中、
世論調査でも着実に支持率を高めてきているルペン党首、フランスで極右政党政権の誕生がとても現実的になっています。
今後のユーロ圏の動向には要注意です。
本年度のユーロ圏での政治リスクが過ぎ去るまで、通貨ユーロの上値の重さは変わらないでしょう。

ユーロドル:2月13日のテクニカル分析

テクニカルには、上値、先年初来高値の2月2日の1.0829を試す上昇トレンド、先行スパン2の1.0826の上抜けを1月31日から試す動きは一旦終了したと判断します
目先は下値押しの強さに注目です。
前日は1.0607まで下押ししていて
基準線と転換線を下抜けていて
今は2本の先行スパンの間にあるものの
実勢値1.0634の下値にある先行スパン1は1.0562と、射程距離にあります。

今日もポイントは、日足の一目均衡表・転換線1.0725です
同線を下回っている限りは
1.19日安値の1.0588を試す流れと見ます。
2. その下は1.0562に位置する日足の一目均衡表の先行スパン1です。

上値目途は
1. 基準線1.0642、転換線1.0725の回復です。
2. その上値は今後1カ月程度横ばいと見られる日足の一目均衡表・先行スパン2の1.0821

今日のレンジは、1.0550~1.0700と見ます。

オーダー/ポジション状況

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