トランプ大統領の次のターゲット(2017年2月6日)

マテイス国防長官の訪日と、日米同盟、アジア太平洋地域へのコミットメントの確認、

トランプ大統領の次のターゲット(2017年2月6日)

ユーロドル:2月6日のファンダメンタル分析

テーマ:トランプ大統領の次のターゲットはユーロ圏であり、通貨ユーロ。

マテイス国防長官の訪日と、日米同盟、アジア太平洋地域へのコミットメントの確認、10日の日米首脳会談こう見てくると、トランプ大統領の考えが見えてきます。本日のドル円で述べました様に、マテイス国防長官の訪日と10日のトランプ大統領との首脳会談はアメとムチ外交と想定されます。なので、本邦自動車メーカーの今あるメキシコ主力工場の米国への移転と、ドル円100.00水準への調整を要求して来ると想定されます。

米国から見た場合の、駐留米軍は、アジアでは日本、韓国、フィリピンですが
世界規模で見た場合には、欧州、しかもドイツがあります。日本もドイツも敗戦国ですから。
なので、10日の日米首脳会談の後はトランプ大統領の次のターゲットはユーロ圏、通貨ユーロと思われます。

年初来のトランプ大統領の、中国、日本、メキシコに対する通貨安批判、ナバロNTC委員長の、ユーロ安批判、と続いている訳ですからアジアでの行動パターンと同じくまずマテイス国防長官の訪独と、同盟国関係、欧州地域へのコミットメントの確認、そしてメルケル独首相との米独首脳会談となるのではと想定します。
もし今回トランプ大統領が、ドル円に関して100.00水準への調整を要求してくれば当然、ユーロに対しても1.20水準への調整を要求してくるものと想定します。
そうなれば、その事実を是としてECBは、ドラギ総裁は今後の動きを精査し直す過程に入ると想定します。

先ずは10日の日米首脳会談に要注目で、ここでトランプ大統領が日本へドル円に関して100.00水準への調整を要求してくるかどうか。もしそう要求をしてきた場合には、日程的にその後のマテイス国防長官の訪独等に警戒をしてゆくべきで、そして1.20水準への政治的な動きを想定すべきでしょう。

ユーロドル:2月6日のテクニカル分析

ポイント:テクニカルには1.0650~1.0850のレンジと見えるのですが、先週のナバロ米NTC委員長のユーロ安批判から、トランプ大統領のドル高牽制が継続すると予想され、上値を試す展開に注意です。

著しく過小評価されたユーロを利用しドイツが他国に対して優位に立っているとしたナバロ米NTC委員長のユーロ安批判を受け、先週は1.0828と、31日高値の1.0812を更新し再度1.08台を回復するも、1.08台を維持できていません。
ですがトランプ大統領の政治的な圧力も予想されるので、先行スパン2の1.0826の上抜けを試す展開との見方に変わりありません。
日足の一目均衡表の基準線、転換線と両線とも上抜けていて、遅行スパンも実線を上回っている位置関係は足元の相場がうえをむいている事を示しています。

テクニカルな判断のポイントは、日足の一目均衡表・転換線です
今日は1.0725へと上昇して来ています。
同線を上回っている内は、引続き高値更新を試す可能性があると判断します。
同線を下回って行き、同線を回復できない場合は、
1.19日安値の1.0588を試す流れでしょう。
2. その下は下降中の1.0529に位置する日足の一目均衡表の先行スパン1です。

上値目途は
1. 今後1カ月程度横ばいと見られる日足の一目均衡表・先行スパン2の1.0826
2. 下降中の日足の200日線の1.1005
を試す流れでしょう。

今日のレンジは、1.0700~1.0850と見ます。

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