日銀オペ見送りでテーパリング観測?(17年1月25日)

本日の東京市場では引き続き方向感をつかめないままにドル円は113円台で推移、日経平均は自立反発的に19,000円台を回復しました。

日銀オペ見送りでテーパリング観測?(17年1月25日)

日銀オペ見送りでテーパリング観測?

日本昨年は6年ぶりの貿易黒字、米国向け自動車輸出増加

本日の東京市場では引き続き方向感をつかめないままにドル円は113円台で推移、日経平均は19,000円台を回復しました。日経平均の終値は269円高の19,057円、19,000円台の回復は三日ぶりですが、特段の材料があったわけではなく、トランプ大統領のインフラ整備始動を好感して上昇した米株の動きに追随した形です。

本日朝方発表された12月の貿易収支は予想を大きく上回る4.7兆円の黒字となり昨年通年でも6年ぶりに黒字となりました。
中で対米での貿易黒字は、一昨年比減少したとはいえ引き続き最大で黒字額は6.8兆円特に新政権に問題視されている自動車の輸出数量は一昨年比7.7%増えており、あまりトランプ大統領には見せたくない数字となっています。

日銀予期せぬ一部年限でのオペ見送りにテーパリング観測も

一方、本日債券市場では日銀が当然行うと思われていた1年超5年以下の中期の債権の買い入れオペレーションを見送り動揺が走りました。あまり大きく報道されなかったことから他の市場への影響は限定的でしたが、これまでの慣習から日銀が今月債券の買い入れ額を減少させることは必至と見られており、実質的にテーパリングを開始したのではないかとの見方も出ています。これを受けて債券市場では債券が売られ金利は上昇していますが上昇幅は5年もの国債で最大0.05%程度、最終的には前日比+0.024%と限定的。
現在のような為替も円高にふれ、米新政権の立ち上げ時期で政策の先行き不透明感の強い中でのテーパリングとも取れる日銀の行動の真意を市場はややつかみかねているところもあります。

トランプ大統領本日国境の「壁」作りに着手か

トランプ大統領は本日メキシコとの国境に壁を作る大統領令を発する見通しと一部メディアで報じられていますが、それを裏付けるようなツイートも発しており、内容が注目されます。

今晩米国では21:00にMBA住宅ローン申請指数、0:30には週間原油在庫等の指標の発表があります。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高の展開です。

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