チャートから見た世界と豪州経済(2017年1月13日)

(出所:オーストラリア統計局、2017年1月4日公表分)

チャートから見た世界と豪州経済(2017年1月13日)

チャートから見た世界と豪州経済(出所:オーストラリア統計局、2017年1月4日公表分)

(1) GDP

チャートから見た世界と豪州経済(出所:オーストラリア統計局、2017年1月4日公表分)

@ オレンジ:豪州との主要貿易相手国のGDP、青:世界経済全体…貿易相手国のGDPは若干持ち直し気味ですが、世界経済全体ではまだ弱く下降トレンドを辿っています。

チャートから見た世界と豪州経済(出所:オーストラリア統計局、2017年1月4日公表分) 2枚目の画像

A 豪州経済:上段の折れ線は年末ベースGDP、下段のオレンジは4半期ベース伸び…伸び率がかなり鈍化傾向。

(2) 豪州経済

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@ 家計
左図は小売売上高で全般的に下降気味。左図の下は小売売上高の量(四半期毎)を示していますが、数量も減少気味になっています。
右図は上段が家計消費、下段が貯蓄率。両者共に下降気味で、貯蓄率の低下は実質賃金の低下が要因と思われます。

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A その賃金指数は官(右)・民(左)共に低下を続けています。雇用改善が実質賃金上昇には繋がっていないようです。

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B 左図の家計債務(可処分所得対比)が高水準で、右図の支払い金利は利下げで減少してきている。(2016年までの一連の利下げ効果が表れています。まだ高い債務状況では、好調経済下でも利上げには転じにくいと思われます)

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C 住宅関連
左図の住宅価格推移は大分調整されている。右図は住宅ローン承認額で、青は全体、オレンジは住宅所有、緑は投資物件。チャートが高止まりしているのは、住宅価格の低下による購入と利下げによる借り換え影響が出たものと思われます。

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D 企業関連
下図は青が非鉱山関連企業の企業収益で、名GDPに占める割合を示しています。ここ数年は低位横這いが続いています。
一方で鉱山関連はリーマンショックをピークに下降トレンドを継続していますが、僅かながら反発しています。この傾向が今後継続していくのか、単なる一時的な綾戻しなのか、今後の資源価格次第になります。

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