ユーロドル:1月13日のファンダメンタル分析
テーマ:ユーロの織り込む次のテーマは
足元のユーロドルは、ユーロ自身の材料に乏しいため
ドルの動きに影響される格好で、ユーロドルは左右に振らされてきました。
ただ、ユーロ圏にはもともと、イタリア懸念と、ブレグジットという大きなリスクをかかえています。
そろそろヘッドラインに出て来そうなので要注意です。
市場がどう織り込んでゆくのかを見極める局面でしょう。
ブレグジットの方はEU離脱に関して提出期限が3月と決まっているので、それまでには何らかのううごきがあるはずです。先日の英メイ首相の発言もあり、市場はハードなブレグジットを織り込みつつあります。
イタリア懸念の方は早くて来月にも選挙があるのではとされるものの、こちらはスケジュールがハッキリと
決まっている訳ではないので流動的な点、暫定政権の動きに要注意です。
今のところはドル主導の波乱含みの展開の中、リスク・オン相場が継続していますが、
20日の米大統領の就任式と、その後のトランプ次期米大統領の言動が、ユーロ圏の動きに影響してくるかもしれないので、そろそろ要注意です。
ユーロドル:1月13日のテクニカル分析
ポイント:6日から11日までの4日間はNYの引けが1.05台で、1.06台を維持できていませんでしたが、昨日は やっと1.06台に乗せてNYが引けそうです。引き続きドルの動きに左右される相場は継続です。
テクニカルは、今は昨年の5月3日の昨年高値の1.1616を付けた後、高値・安値を順次切り下げてきている下げのトレンドンの中にあるとの見方に変わりありません。
足元は今年1月3日につけた1.0339を底値に上値戻しの調整で、下値の目途はこの1.0339との見方も変わりません。
足元の水準は、日足の一目均衡表の基準線の1.0608を上回って、その水準を維持する内は、高値更新の可能性が有と判断します。上値の目途は先行スパンの1.0777です。同線を上回ってくれば上値を試す展開と想定します。
日足の一目均衡表の基準線の1.0608を下回ってしまう場合には、ユーロの上値重く、日足の一目均衡表の転換線1.0497、その下は3日安値の1.0338が下値目途です。
オーダー/ポジション状況
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