ランド円レポート月曜版(2016年12月26日)

先週は目立った材料があったわけでは無く、今週は南アフリカも月曜・火曜が休場となっていてほとんど年内は終了といった感じが漂っています。

ランド円レポート月曜版(2016年12月26日)

ランド円レポート月曜版

年内終了か

まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが、ランド円は「短期的な調整の週と考え、8.20レベルをサポートに、8.45レベルをレジスタンスとする流れ」としました。実際のレンジは、安値が8.26レベル、高値が8.46レベルと、ほぼ予想レンジ通りの動きとなりました。

先週は目立った材料があったわけでは無く、今週は南アフリカも月曜・火曜が休場となっていてほとんど年内は終了といった感じが漂っています。30日金曜日に貿易収支の発表がありますが、よほど変な数字が出ない限り値動きに与える影響は限定的であると考えています。

先週と同じ3通貨ペアを並べた4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

        ランド円・ドルランド・ドル円4時間足

        ランド円・ドルランド・ドル円4時間足

ドル円は週報に書いた通り調整局面にあると考えていますので、今週のランド円も基本的に先週のレンジ内での動きを中心として、ドル円同様若干上値が重くなりやすい週になると見ています。レンジとしても先週と同様、8.20レベルをサポートに、8.45レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

              ランド円週足

              ランド円週足

今年一年のランド円を振り返って・・・

年内最後の回となりますので、ランド円の今年1年間の動きを振り返ってみましょう。

ランド円は2015年からの下降トレンドを2016年半ばまで継続していましたが、ドル円での円安の動きが大きく他のクロス円と同様に下げ止まりの後は上昇に転じる動きとなりました。年後半にはゴーダン財務相の訴追問題や南ア債券がジャンク債になる可能性といったランドにとっての悪材料はあったものの米国大統領選以降の円安相場に乗って8円の大台を回復する動きとなりました。

ランド安の流れは一旦終了か

テクニカルには6.50円の安値を底に変形トリプルボトム状のチャートパターンとなっていて、昨年末に下抜ける前の安値圏となっていた8.50円はいったん調整局面入りとなりやすいものの引き続き上値を狙う地合いが継続しやすい、というのが現時点での見方になります。来年も引き続きドル円の影響が大きそうですが、2016年でランド安の流れはいったん終わったというのが今年の大きな特徴でした。

今年も一年間ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。

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