NZ強気83円台の上値抵抗にも注意(2016年12月第三週)

ニュージーランド経済は引き続き良好さを維持していますが、11/9以降の対米ドルでのNZ下落過程で0.72台にあった下値抵抗を下抜けており、

NZ強気83円台の上値抵抗にも注意(2016年12月第三週)

NZ強気83円台の上値抵抗にも注意

ニュージーランド経済は引き続き良好さを維持していますが、11/9以降の対米ドルでのNZ下落過程で0.72台にあった下値抵抗を下抜けており、対米ドルでは一段の下落リスクが点灯中です。また、11/24の0.6972を起点として下値を切り上げて来た流れが昨日のFOMCの結果を受けたNZの急落で、0.72台の上値抵抗にぶつかった形となっており、戻り天井を確認した可能性が生じています。対ドルでは一段の下落に注意が必要でしょう。しかし、NZ国内経済には大きな不安材料が見当たらない中で、対円では引き続きNZの上昇トレンドに変化が認められません。

チャートを見ると、日足は小陽線を繋げて下値を着実に切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは非常に強い状態にあります。既に6手連続陽線引けとなったことから一両日中には一旦小反落に転ずる可能性が高いと見ますが、この場合でも短期トレンドは82円割れで終えない限り、変化しません。また、82円割れを見た場合でも80円台に中期的な下値抵抗が出来ており、これを割れで終えない限り、ニュートラルな状態を維持します。21日移動平均線は80.30にあり、短期トレンドが強い状態にあることを示していますが、短期的には急な上昇により乖離幅がやや拡大していること、83円台に強い上値抵抗があることから、小反落の可能性にもそろそろ注意が必要でしょう。日足の上値抵抗は83.50-60、84.10-20に、下値抵抗は82.30-40にあります。

一方週足を見ると、4週連続陽線引けとなり下値を急角度で切り上げています。週足の形状も悪化しておらず、一段の上昇の可能性に繋げていますが、83.60-70、84.50-60に週足ベースで見た強い上値抵抗が控えていることから、これには一旦ぶつかる可能性も高いと見られます。週足の下値抵抗は82.10-20、80.00-10にあります。中期トレンドは80円割れで越週しない限り、大きく変化しません。31週、62週移動平均線は75.18と76.56にあり、中・長期トレンドが強い状態にあることを示していますが、31ヵ月移動平均線は82.17にあり82円割れで越月した場合は下値リスクが点灯します。

NZ強気83円台の上値抵抗にも注意

NZ/円【週足】:(12/14現在31週移動平均線は75.18に、62週線は76.56にあり、中期トレンドはNZ強気の流れにある。)

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