FOMC前ドル円・株ともに小動き終始(2016年12月14日)

FOMCの結果公表を明日未明に控えた本日の東京市場ではドル円、株価ともに様子見気分強く小動きに終始しました。

FOMC前ドル円・株ともに小動き終始(2016年12月14日)

FOMC前ドル円・株ともに小動き終始

為替株ともに小動きながら底堅い動き、短観は個人消費弱くも全般改善

FOMCの結果公表を明日未明に控えた本日の東京市場ではドル円、日本株ともに様子見気分強く小動きに終始しました。
ドル円は105.00-33の狭いレンジで取引され、日経平均終値はわずか3円高の19,253円となりましたが、昨日以降大きく調整の売りは出ておらず、いずれも底堅さを印象付ける形となりました。

今朝方日銀が発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)では大企業製造業のDIが市場予想通り+10に改善、一方で大企業非製造業は前回とかわらずの+16。+18への改善予想を下回りました。
今回の基準日は11月28日と大統領選後の調査でしたが、全体としては改善が目立つ内容の中、非製造業では小売業、宿泊・飲食、対個人サービスの景況感が悪化、個人消費の弱さ、外人観光客の減少等の様相が浮かびあがりました。ただし、市場への影響は限定的でした。

未明のFOMC結果と記者会見待ち、利上げ、金利見通し、景況判断、ドル高牽制、トランプ氏リアクションに注目

FOMCの結果発表は日本時間明朝4時、0.25%の政策金利引き上げの他のチェックポイントは、各委員の金利予想が示唆する来年の利上げ回数が3回以上となるのか、4時半からのイエレン議長の記者会見での経済見通しでトランプ相場の現状と政権移行後の見通しがどう捉えられるのか、最近のドル高について牽制がコメントされるのか、そして、それらの動きに対しトランプ次期大統領が何らかの反応を示すのかといったあたりでしょうか。

今晩はFOMC以前にも米国では21:00にMBA住宅ローン申請指数、22:30に11月小売売上高とPPI、23:15に鉱工業生産と設備稼働率、深夜0:00に企業在庫と指標も盛りだくさんです。

年末も押し迫る中で、本日のイベントは相場再加速のきっかけにも、反転の引き金にもなりうることから発表後は結果いかんにかかわらず為替・株式ともにボラタイルな動きが予想され要注意です。

序盤の欧州株価指数先物は全般的に弱含んでのスタート。

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