NZ/円、短期はNZ強気(2016年11月第一週)

ニュージーランド経済も引き続き内需が牽引役となり、雇用市場も好調さを維持しています。

NZ/円、短期はNZ強気(2016年11月第一週)

NZ/円、短期はNZ強気。中・長期トレンドは下値リスクを残した状態。

ニュージーランド経済も引き続き内需が牽引役となり、雇用市場も好調さを維持しています。また、2日に発表された第3四半期の雇用者数も前期比で+1.4%と高い伸びを示しており、これを受けて為替相場も対ドル、対円で堅調に推移しており、短期トレンドはNZ強気を維持しています。
チャートを見ると、日足は10/11に付けた72.75を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、またこの間に74円台に収束している短・中期移動平均線を日足の実体がしっかりと上抜けて来ました。一段の上昇の可能性が点灯しており、短期的には下値余地が限られる展開が予想されます。但し、74円台を再び割り込んだ場合は、これが“ダマシ”であった可能性が高くなります。日足の上値抵抗は76.00-10に、下値抵抗は74.20-30にあります。

一方週足は、前週の上ヒゲ部分に実体を置く陽線引けとなり、小幅続伸となりましたが、単体では上昇エネルギーの強いものではないので、今週の上値トライでも大幅続伸には繋がり難いと見られます。一方で、74.08にあった31週移動平均線を実体ベースで上抜けて越週していることや、2015年4月に付けた92.41を起点とするトレンドラインを上抜けた位置にあり、新たな上昇トレンド形成の動きに入った可能性が点灯中であることから、74円台を割り込まない限り、下値余地もまた限られ易くなっています。

但し、62週移動平均線が76.27に位置していることや、月足が2009年2月に付けた44.25の大底を起点とするサポートラインの下で推移しており、この月足の上値抵抗が76.10-20近辺に位置していることから、77円超えで越月しない限り、この上昇が“ダマシ”となる可能性があり、下値リスクにも警戒が必要でしょう。76.50超えの越週で一段の上昇へ、逆に74円割れで越週した場合は再び下落リスクが高くなります。週足の上値抵抗は76.10-20に、下値抵抗は74.00-10にあります。

NZ/円、短期はNZ強気。中・長期トレンドは下値リスクを残した状態。

NZ/円【週足】:(11/3現在31週移動平均線は74.08にあり上抜けた状態にあるが、62週線は76.27にあり、長期トレンドはNZ弱気の流れ)

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