日銀政策決定会合政策金利変更なし
物価見通し下方修正、さらに下振れリスクも
日本銀行は昨日より行われた政策決定会合において政策金利を-0.1%に据え置くことを決定しました。国債の買い入れペース(年間保有残高増加額)80兆円は不変。
また、同時に発表された「展望レポート」においては平成16年度コアCPI見通しを従来の+0.1%から-0.1%に、17年度を+1.7%から+1.5%に18年度も+1.9%から+1.7%に下方修正していますが、18年度までの見通し期間後半には2%に向けて上昇率を高めていくとしています。従来は2%達成を17年度中としていたのに対し、後ろ倒しとなっています。一方GDPの伸びに関しては16年から18年まで+1.0%、+1.3%、+0.9%と従来どおりの見方を示しました。さらに経済、物価の見通しについてはいずれも下振れリスクのほうが高いとコメントされています。
発表内容はおおむね予想通りだったこともあり、発表後ドル円は一旦上下にも見合いましたが、その後はややドル買いが優勢となり104.90前後の取引となっています。
また、日経平均先物もあわせて上昇しています。この後15時半からは黒田総裁の記者会見が行われる予定です。尚、本日は12時半から豪州中央銀行による政策金利の発表も控えています。
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
南アランド週報:『米利下げ観測後退と中東情勢緊迫化の二重苦で約3週間ぶり安値圏へ下落』(4/20朝)
今週の南アフリカランド円相場(ZARJPY)は、週初8.12円で寄り付いた後、早々に週間高値8.18円まで上昇しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
トルコリラ週報:『来週はトルコ中銀会合に注目。連続利上げなら一段高の可能性も』(4/20朝)
トルコリラの対円相場(TRYJPY)は3/13に記録した史上最安値4.52円をボトムに切り返すと、ここ数週間は4.70円台を中心とした底堅い動きが続いています。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
来週の為替相場見通し:『日米金利差に着目したドル買い・円売りが続く見通し』(4/20朝)
ドル円(USDJPY)は一時154.79(1990年6月以来、約34年ぶり高値圏)まで上昇するなど力強い動きが続いています。
-
日本円(JPY)の記事
Edited by:編集人K
2016.10.31
ドル円底値から切り返し(2016年10月31日)
金曜米国市場終盤のFBIによるクリントン候補の電子メール再捜査の報道で、前週末海外市場でドル円は高値から約1円下落。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。