ランド円ショートコメント(23/3/20)

先週のランド円は、安値が7.12レベル、高値が7.43レベルと、安値方向に値幅が広がった一週間となりました。

ランド円ショートコメント(23/3/20)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、「先週初の安値圏と前週末の高値圏との間での推移が考えられ、7.25レベルをサポートに、7.45レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.12レベル、高値が7.43レベルと、安値方向に値幅が広がった一週間となりました。

南アフリカ関連の材料はベースが悪いため、簡単にはランド買いにつながるような材料が出て来ないのですが、先週に関しては米銀破綻から始まりクレディ・スイスの経営危機と金融危機懸念がグローバルな問題へと広がりを見せてきたことで、新興国通貨は売られやすく、円が買われやすいという典型的なリスクオフ相場となったと言えます。またリスクオフ相場で金価格も上昇しているのですが、ランド買いにはまったくつながっていません。さらなる金融機関の経営問題が出てくる可能性を嫌気して、新興国通貨は買えないという展開にあります。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

ラインマーカで着色した部分はサウジ・ナショナル・バンクがクレディ・スイスへの増資を否定した時間帯で、中段のドルランドはランド売り、下段のドル円は円買いと方向が異なり、その後はドルランドが横方向、ドル円が下方向とリスクオフの懸念が残っているチャートです。

今週は先週の流れを継続しランド円での下げ継続を考えますが、一度は大台7.0円の下抜けを考え、6.90レベルをサポートに、7.20レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。

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