ニュージーランドドル週報(2023年3月第1週)

NZドルは対米ドルで小反発、対円でも強含みの展開となっています。

ニュージーランドドル週報(2023年3月第1週)

NZ/円、短期は“強気”、中期も“強気”維持。83円割れ越週で中期トレンド変化。

2/27に発表されたNZ10-12月期の小売売上高は▼0.6%と市場予想の+0.4%を下回りましたが、為替相場には影響ありませんでした。しかし、3/1に発表された中国製造業PMIが前月比2.5ポイント上昇し、52.5となったことから、中国経済が急回復しているとの観測に、貿易関係で関係性の深いオセアニア通貨が強含みの展開となり、NZドルは対米ドルで小反発、対円でも強含みの展開となっています。

チャートを見ると、日足は昨年12月につけた88.17を基点として上値を切り下げて来た流れから上抜けた位置で推移しており、上値トライの動きが継続中です。また、84.40-50にあった強い上値抵抗を3/1の陽線がしっかり上抜けて終えており、日足の形状が改善して上値余地が拡がり易くなっています。日足の上値抵抗は85.20-30,85.50-60,86.10-20に、下値抵抗は84.50-60,84.20-30,84.00-10にありますが、83.50以下で終えた場合は再び下値リスクが高くなります。21日移動平均線は83.82に、120日、200日移動平均線は84.45と84.68に位置しており、これらを上抜け始めており、一段の上昇の可能性が点灯中です。

一方直近の週足は小陽線で終え、小幅続伸となりました。終値ベースで84.40-50、85.00-10の週足の抵抗を上抜けられずに越週しましたが、今週は値動きの中でこれらを上抜けた状態にあります。このまま85円台に乗せて越週した場合は、日足、週足ともに形状が安定して、来週も続伸の可能性が高くなります。逆に週足の下値抵抗が84.00-10にありますが、これを割り込んで越週した場合は、下値リスクがやや高くなります。可能性がまだ低いと見ますが、83円を割り込んで越週した場合は中期トレンドが“弱い”に変化します。週足ベースで見た上値抵抗は85.00-10,86.00-10に、下値抵抗は84.00-10,83.00-10にあります。31週移動平均線は84.53に、62週線は83.20にあり、短期トレンドをサポートしています。

NZ/円、短期は“強気”、中期も“強気”維持。83円割れ越週で中期トレンド変化。

3/2現在、31週移動平均線は84.53に、62週線は83.20にあり、短期トレンドをサポート中。

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