ユーロドル1.00台の底値探り
19日の東京市場でユーロドルは、安値圏での横ばい推移。昨晩海外時間の朝方1.0088レベルで取引が始まったユーロドルは、序盤じりじりと値を下げて1.0070の日中安値をつけました。
ただ、その後は米長期金利が急伸、米株先物も軟調推移したにもかかわらず下げ渋り、ユーロドルは1.0096までの狭いレンジでの取引に終始。東京時間18:30現在は1.0081レベルで取引されています。15:00に発表されたドイツの7月PPIで予想前年比31.8%に対し、37.2%の高い数値が示されたことでユーロの長期金利も急上昇していることがユーロを下げ渋らせている要因と考えられます。
ただし、状況的にはドル買いのマグマが蓄積していると考えるほうが自然で、海外時間の動きを要注視です。
昨晩海外市場では、好調な米指標の発表が続いたこと、FRB関係者が連日のようにタカ派発言を繰り返していることから、ユーロドルは米国時間に1.01台後半から1.01割れまで急落。その後は1.01を回復しないまま東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、昨晩からの下落で21日移動平均線を大きく下放れ、ユーロ売り地合いが強まっています。7/14(←訂正×7/15)の年初来安値0.9952からの上昇の61.8%戻しは達成済み。76.4%戻しの1.0050が現在のターゲットです。この水準を割り込むと再びパリティ割れや、最安値の0.9952を試す動きとなりそうです。
序盤の欧州主要株価指数は軟調推移。今晩この後は重要な経済指標の発表は予定されていません。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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