ニュージーランド2022年第2四半期失業率の予想
NZの失業率が明日の早朝に発表されます。四半期毎の公表となっています。
NZの失業率関連指標
(8月2日9時現在予想)
(1)就業者数
(前期比ベース、黒い縦線より右は今回予想値、赤はゼロ)
前期1Qの就業者数は前期比が予想通り、前年比が下回りました。今回2Qは前期比で+0.4%の伸び、前年比では+2.3%の伸びに留まっています。下図(2)の失業率が非常に低いので、雇用者の伸びにも限界がきていると思われます。
NZ中銀が四半期毎に公表している5月時点の2022年末雇用者の伸びは年率2.8%ですので、今回予想通りならやや下がりますが、1Qが2.9%だったこともあり、想定の範囲内と思われます。
失業率(下図2)は青い線の4%を切ってから、改善度合いを早めています。今回予想は前期より更に改善する3.1%で、NZ中銀が四半期毎に公表している5月時点の2022年末失業率は3.2%(赤い横線)となっており、今回予想通りならそれを下回る数値になります。因みに中銀予想の23年は3.8%、24年は4.4%ですので、22年が最低水準になります。労働市場の過熱感が出ていることになります。
(2)失業率
(黒い縦線より右は今回予想値、赤い線はNZ中銀の22年末予想3.2%)
相場についてはシカゴポジション345を御参照願います。
相場は今日の豪州金融政策で、豪ドル安に連れて20ピップス程度NZドルが売られていますが、シカゴ345内での短期NZドル高トレンドライン0.6220〜0.6350レンジの上限を試してからの小幅安になっています。もし上限を上抜けた場合には0.6390〜0.6400に抵抗線があります。下限は0.6280〜90、0.6250、0.6220の順にサポートがあります。
(8月2日13:40、1NZドル=0.6331米ドル)
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
南アランド週報:『米利下げ観測後退と中東情勢緊迫化の二重苦で約3週間ぶり安値圏へ下落』(4/20朝)
今週の南アフリカランド円相場(ZARJPY)は、週初8.12円で寄り付いた後、早々に週間高値8.18円まで上昇しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
トルコリラ週報:『来週はトルコ中銀会合に注目。連続利上げなら一段高の可能性も』(4/20朝)
トルコリラの対円相場(TRYJPY)は3/13に記録した史上最安値4.52円をボトムに切り返すと、ここ数週間は4.70円台を中心とした底堅い動きが続いています。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
来週の為替相場見通し:『日米金利差に着目したドル買い・円売りが続く見通し』(4/20朝)
ドル円(USDJPY)は一時154.79(1990年6月以来、約34年ぶり高値圏)まで上昇するなど力強い動きが続いています。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:川合 美智子
2022.08.05
ニュージーランドドル週報(2022年8月第1週)
NZドルは対米ドル、対円で下落しましたが、急反発し週初の寄り付き水準に戻しています。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2022.08.01
N$シカゴポジション(2022年7月26日現在)
先週のシカゴは、ロング1,500枚増、ショート2,000枚増となり、差し引き500枚のネットショート増になりました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。