ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「前週同様にレジスタンスラインと水平線とに挟まれる下降ウェッジの中で、大台を割り込み7.90レベルをサポートに8.20レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.97レベル、高値が8.16レベルと、予想よりも上下ともにやや内側の狭いレンジでの取引となっていました。
先週のランドは特に目立った材料が無い中で、米国の景気後退リスクを背景とした米金利低下によるドル安地合いとなっていましたが、米国4〜6月期GDP速報値がマイナスとなったことから2期連続のマイナスでテクニカル・リセッションとなりドル安のダメ押しとなりました。ドル円は高値から5円近いドル安・円高となりましたが、ドルランドにおいても同水準のドル売りの動きとなったことでランド円は週末まで8円の大台を維持し、8.02と8.16の間を3往復、金曜NY市場で8円の大台を割り込む動きとなりました。
いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
ドルランドもドル円もドルの動きが同じ中で3往復したチャートの形がトリプルトップのようなパターンを形成したことで下抜けによるテクニカルな売りだったと言えるでしょう。週明けも下抜けの動きからの下げを継続していますので、今週も南アフリカ関連での目立った材料は無いのですが、最近の安値圏を下抜けて来た動きから5月安値7.84レベル(ピンクの水平線)をいよいよ試しやすい流れになってきたと言えます。
今週はレジスタンス側も下がって来ていますので、両ラインを参考にして7.85レベルをサポートに8.10レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
南アランド週報:『米利下げ観測後退と中東情勢緊迫化の二重苦で約3週間ぶり安値圏へ下落』(4/20朝)
今週の南アフリカランド円相場(ZARJPY)は、週初8.12円で寄り付いた後、早々に週間高値8.18円まで上昇しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
トルコリラ週報:『来週はトルコ中銀会合に注目。連続利上げなら一段高の可能性も』(4/20朝)
トルコリラの対円相場(TRYJPY)は3/13に記録した史上最安値4.52円をボトムに切り返すと、ここ数週間は4.70円台を中心とした底堅い動きが続いています。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.20
来週の為替相場見通し:『日米金利差に着目したドル買い・円売りが続く見通し』(4/20朝)
ドル円(USDJPY)は一時154.79(1990年6月以来、約34年ぶり高値圏)まで上昇するなど力強い動きが続いています。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2022.08.06
南アランド週報:『ネックライン割れ失敗で2ヵ月ぶり安値圏から持ち直す動き』(8/6朝)
南アランド円相場は8/2に一時7.86円まで下げ幅を広げましたが、5/12安値7.86円で下げ渋ると、週末にかけて8.07円まで持ち直す動きとなりました。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2022.07.30
南アランド週報:『冴えない動きが継続中。来週は三角保ち合い下放れに要警戒』(7/30朝)
南アランド円相場は7/12に約2ヵ月ぶり安値7.97円まで下げ幅を広げましたが、その後は、8.00ー8.20のレンジ相場が続いております。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。